はじめてのパッケージ

2006.11.30

POP.jpg

もう一回だけiPodスピーカーのお話です。

スピーカーの販売は基本的にデモ用の製品が店頭に並んでいて外観はもとより、音を聞けるような環境を作っておかなければなかなか買ってもらうことができません。上記のイメージは、店頭でスピーカーのデモ機と共に立てるPOPです。店頭でたくさんのスピーカーが並んでいる中において、本機の特長をなるべくわかりやすく、しかも目を引くようにしたいと考えてデザインをしました。いまのところ、好評をいただいております。

今回、iPodケースなどのアクセサリーではなく、本格的なパッケージとしての制作を行ないました。デザイナーはいつものK大郎氏。こちら側のコンセプトを伝え、必要と思われるテキストや画像をすべて渡した状態で「料理」してもらうというのがいつものスタイルです。そして、やってきたのが下記の3種類のベースデザインでした。

Pack1.jpg

Pack2.jpg

Pack3.jpg

1番目と2番目は、このスピーカーを作っているDiasonicというメーカーのパッケージで元々使われていたオレンジを基調にしたものです。3番目は個人的にはかなり「冒険」をしたデザインだなと感じました。このスピーカーのターゲットがかなり若年層という予測の元に、少しワイルドながらも新しいイメージを、と考えたそうです。

結果からいえば2番目を最終的には選択したのですが、3番目に決めかけた時もありました。最終的には「無難」な形に落ち着けてしまったのは、初めてのスピーカーであったこともありつつ、ターゲットを絞らないより多くの層に向けてこの製品を発売したかったからです。

最終的に選んだデザインはオレンジを使いつつもそれほど派手ではなく、エレガントなイメージを持たせつつもデザイン性をアピールできるのではないかと考えています。

iPodスピーカーについてかなり語ってきましたが、最後にひとつだけ。しつこく音質について書いて終わりたいと思います。

iPod用スピーカーという製品はいろいろとあるのですが、iPodでオーディオを聴くのであれば絶対にDock接続タイプを選ぶようにしましょう。オーディオタイプは汎用性はあるのですが、ことiPodに限っては格段の差でDock接続の方が音が良いです。これはヘッドフォンを接続することを想定して作られているオーディオ出力と、スピーカーなどを接続することを想定して作られているラインオーディオ出力では接続される機器への音量などが違うのです。

iPodダイナミックスピーカーだけがDock接続タイプではありませんが、まず選択肢としては「良い音で聴きたいならDock接続」と覚えておいてください。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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