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継続的な支援が必要な、東日本大震災後の現場

投稿者: ほっしぃ 日時: 5日(木) 21:30

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当社のように10連休になっている会社もあれば、暦通りの会社もあると思いますが、みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうが。私は今、福島県相馬市にやってきています。もちろん、目的は復興支援のためのボランティア活動です。

大きな地震の後に津波が襲い、日常をあっという間に奪い去ってしまった東日本大震災3.11からもうすぐで2ヶ月が過ぎようとしています。連日、福島第一原子力発電所の話題には事欠きませんが、それだけでなく、多くの人が突然の天災に苦しめられていること、少しずつ距離感ができているのではないかと感じていました。テレビや新聞、雑誌などでは目にすることもありますが、現実として受け止めるには自分自身の目で見て、体で感じてこなければいけないのではないかと考えていました。

会社としてはできる限り早い段階で義援金という形での支援を行ないましたが、個人としてどんな支援ができるのかと考えた結果、まずは自らの身を投じてみることから始めようと思いました。ちょうどゴールデンウィークでもあることだし、いろいろな在り方はまずは行ってみてから考えても良いのではないか、一歩も前に踏み出さずに考えているだけではダメだと思ったのです。

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昨日の夜中に埼玉を出発して5時間あまりで福島県相馬市に到着し、ボランティア受付をしている商工会議所の駐車場で仮眠を取りつつ8時半からの受付をして、初めての活動に携わることができました。

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事前に、ボランティアとしていってかえって迷惑をかけてしまうというような話を聞いていたので、タオルや軍手、安全板入り長靴やマスクなどはすべて用意していきました。相馬市では現在、津波の被害を受けた個人宅の泥を撤去する仕事が多くあるということで、そのチームに入れてもらって1日泥をスコップですくっては台車に積んで捨てに行くというのを繰り返しました。

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5名1チームでたった1つの家を手伝ったのですが、住んでいる人からすると絶望すら感じるくらいの泥の量で、家族だけでやっていたら本当にいつまで経っても終わることができないほどでした。私たちも一生懸命、1日がかりでやりましたがそれでもまったく終わる気配はありませんでした。それくらい、継続的な支援をしていかないと立ちゆかないほどの被害を受けているということなのです。

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テレビなどで報道されて話題になっているので知っている方もいらっしゃるかと思いますが、ゴールデンウィークはボランティアをしに東北に訪れる人が多くいました。しかし、たとえば上のカレンダーを見てもらうと、5月4日と5月5日のボランティアの数は約半分にまで減っているのです。これは5月6日に営業している会社が多いことの表われでもあるのですが、これがゴールデンウィークを終えると日常的にこれくらいの人数に減ってしまうわけです。一部では、ボランティアは間に合っているというような話もありましたが、現実的には「いくらいても足りない」という状況なのです。

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地震と津波のコンボは軽く広範囲の地域を飲み込み、このような写真は撮っても撮っても終わらないほどまだまだ残っています。人の力だけではどうにもならないこともありますが、少なくとも個人宅の復興に関してはボランティアの力でなんとかできることが多いと感じました。そして、一過性の支援ではなく継続的に行なっていくことが大事だと、これまでも分かっていたつもりではありましたが、あらためて痛感させられました。

明日は、もう少しボランティアが少ないという南相馬市に行ってみようと思っています。この地域は一部福島原子力発電所から30km範囲内にあたるため、屋内待避となっていることもあり、ボランティアの数が少ないのではないかと予想しています。これも、実際に行ってみて、現状を把握して、この場で少しでもお伝えできたらと思っています。

最後に、泥かきの合間に見つけた真っ赤な花が、津波にのみ込まれて荒れ果てた大地に希望を残してくれているような写真です。

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