小さくても大きい工夫を凝らしたiPhone 5用シリコンケース

2012.10.09

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シリコンケースといえば、ケースの中でも広く知られていて一般的な製品でもあります。思い返せば2007年に当社オリジナルブランドSimplismで最初に作った製品もシリコンケースでした。当時はiPod nano(2nd)のころでした(遠い目)。

今回のiPhone 5用シリコンケース【Simplism】iPhone用 抗菌シリコンケースセット[Silicone Case Set for iPhone 2012]もその長い歴史の中で進化してきた分、かなり完成度の高いものとなりました。

世の中にはシリコンケースと呼ばれるものはそれこそ星の数ほどありますが、当社のシリコンケースはそこらへんとは訳が違うのだよ、ということを是非とも知ってもらいたいと思います(ちょっと高飛車ですが、それなりに自信があるということです)。

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まず、シリコンケースはゴムのような素材で弾力性に富んでいて、プラスチックなどのハードケースと比べるとiPhoneの保護という意味では一歩秀でている性能だといえます。ただし、素材自体は粘着性を持っているため、当社が2007年にシリコンケースをデビューさせたときにはこの粘着性を低減させるための「アンチダストコーティング」というのが当時には新しい手法でした。現在は、いろいろなメーカーが採用しているのでそれほど珍しくなくなってしまいましたが。

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iPhone 5用保護フィルムの紹介の際にも触れましたが、毎日使うiPhoneだし、必ず手に触れるものだし、そして時には顔にも触れるものですから「抗菌加工」はとても安心です。フィルムももちろん抗菌ながら、ケースも抗菌なので、iPhone全体を抗菌コートでカバーすることができるのは、「星の数」の中でもほとんど聞いたことがありません。

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当社のシリコンケースにはいつもiPhoneにはないストラップホール機構を付加してあります。このストラップホールの位置ですが、メーカーによってまちまちで、上にあるところもあればサイド、またはコーナーにあるものもあります。我々がなぜこの位置を選んでいるかというと、ひとつはアクセサリーの付けやすさやストラップとして首から提げるときにセンターである方が安定感があるからです。逆に、コーナーなどにあるとそこから引っ張られると、シリコン素材に伸縮性があるためにケースが外れてしまうという懸念があるからです。

ストラップホールの位置ひとつをとっても、実は理由があってここにしているということがおわかりいただけると思います。

また、これも「星の数」の中では希ですが、一体型ポートカバーを装備しています。これは使っていないときのイヤフォン端子やLightningコネクター端子にフタをすることで埃やゴミから守ってくれるので、端子の接触不良から守ってくれて安心かつ清潔に使い続けることができます。ジーンズのポケットに突っ込んだりすることも多いと思いますが、その時にも意外と埃が中に入ってしまうことがあるのです。

なお、他社製品や、実のところ当社製品でも過去には独立したポートカバーを同梱していたことがあります(Lightningコネクターのバージョンはまだ見たことがありませんが)。しかし、独立したカバーの場合、Lightningコネクターでもイヤフォンでも、使っているウチには外さざるを得ず、そこで無くしてしまったり忘れてしまうことがあるのです。それでも当社では無くさないようにストラップホールに引っかけられるような工夫をして提供していましたが、それでも無くしてしまうということが多くありました。

iPhone 5用シリコンケースでは一体成型にすることによって外れて無くしてしまうことがありません。これは、実は作る視点から見ると、とても難しい設計で安いケースではそう簡単にはできません。そのコストを許容してでも、ユーザーの使い勝手を向上させようと考えているわけです。安価なシリコンケースにはこういう工夫はないのです。

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iPhone用シリコンケースでカメラホールが開いていないものは無いと思います。しかし、ただ開ければ良いということではなく、ここにも美的センスが問われるのです。ざっと見る限り、ほとんどのケースは当社シリコンケースよりもカメラホールを大きく開けています。これはiPhone 4時代にフラッシュが映り込んでしまうという問題があり、それを回避するために大きく開けていた名残だと思います。

しかし、iPhone 5ではAppleが根本的にカメラとフラッシュの位置を離すなどして解決していますので、実際にはここまで拡げる必要は無いのです。しかし、これまでの設計をiPhone 5に合わせるだけのメーカーはそのまま開けてしまっているのです。

私たちは、今回のiPhone 5の上下の素材の違いから、そのラインが非常に重要だと考えました。これまで通りにカメラホールを開けるとどうしてもほんの少しだけ中途半端に金属部分が見えるという「美しくない」状態に陥るので、なんとしてでもこれを避けたかったのです。もちろん、通常使用で写真を撮ったときにフラッシュが映り込むことがないということはしっかりとテストをして判明しています。

これらも、ただ形をアジャストして作れば良いと考えているメーカーとは一線を画しているということが分かっていただけると嬉しいです。

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カラーバリエーションは少し淡めの色で揃えました。ここは割と好き嫌いが分かれるところだと思いますが、iPhoneユーザーは子供というよりも、学生以上、比較的大人な人が多いということからこのようなカラーにしました。個人的にはかなり素敵なバリエーションだと思っています。

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ただのおまけのように思われているケーブルアジャスター「CableClip Wave」ですが、実はかなり使える代物です。我々でデザインを考えたこのCableClipは非常にコンパクトながらも、ケーブルの長さを調整して、シャツやネクタイなどにクリップして留めることができるという、ミニマルながらも機能的なデザインでとても便利なのです。ケーブルアジャスターを同梱しているメーカーもいくつかありますが、どれも実際に使ってみるとぶらんぶらんして使いにくかったり、見た目がイマイチだったりしますが、このCableClipはデザインも機能性も一歩上をいっていると自負しています。

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ケース本体にも随所にこだわりや工夫をちりばめ、光沢タイプの抗菌保護フィルムに指紋を拭き取るクリーニングクロスや気泡の原因となる埃を取り除くテープ、さらには気泡を押し出すヘラも属しつつ、CableClipまで同梱して税込み1,280円と非常にお買い得な価格設定になっています。もちろん、もっと安いシリコンケースはありますが、絶対的な価格と、相対的な価値をもたらす価格を考えてみると「バリュー」は当社のシリコンケースにあると信じています。

他社で、シリコンケースひとつにこれだけの情熱を持って開発しているところがあるでしょうか(あったら酒を酌み交わしたいくらいです)。私たちはいつも、ひとつひとつの製品に他にはない「なにか」を付け加えて開発しています。それがSimplismのロゴにある「+」マークの所以なのです。是非とも店頭で手にとっていただき、この思いを感じていただけたら嬉しいです。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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