トロピカーナの悪夢

2013.01.10

Tropicana01.jpg

今回のエントリーはまず、大前提としてこのことをしっかりと認識した上で、読み進めていただきたいです。

私は「どんな食べ物が嫌いですか?」と問われたときにすぐに挙げられる食べ物として「パクチーとか肉の脂身とか」と並んで必ず出てくるのが「ココナッツ」です。味というよりも、その匂いがイヤでたまらないのです。車の芳香剤なんかに使われていると、それだけで車酔いしそうになりますし、タイカレーなんかも避けていますし、杏仁豆腐にちょこっとかけてなんかされていたら、杏仁豆腐自体が食べられなくなるレベルです。

さて、今回のCES 2013ではちょっとした手違いから(エクスペディアのバカッ!)いつも泊まっているホテルではなくて、トロピカーナというホテルに宿泊することになりました。リゾート地の王様のようなラスベガスにはいろいろなコンセプトのホテルがあり、たとえばピラミッドやスフィンクスがいるホテルがあったり、ニューヨークの街並みを再現したホテルがあったりしていますが、トロピカーナはトロピカルな感じをイメージしているのだと推測されます。しかし、実際には外観は特にそれを想像させることはなく、普通のビルに見えます。

行ったことがある方はここでもう分かると思いますが(タイトルと前段の説明だけで分かったかもしれませんが)、トロピカーナはそのトロピカル感を「ココナッツの香りをホテル内に充満させることで」実現しようとしています。実際には、ホテルに近づいていくだけで、エントランスから漂ってくるココナッツ臭、そして、中に入ればムワっとまとわりついてくるココナッツ臭、ホテル内全域なのでどこにいっても振り払うことのできないココナッツ臭、ホテル内にあるスターバックスでも珈琲の素敵な香りをかき消すほどの強力なココナッツ臭、当然部屋の中でも逃れることのできないココナッツ臭、ベッドの中でも寝ているときでもココナッツ臭、寝ても覚めてもココナッツ臭、何を言っても問答無用でココナッツ臭、夢も希望もないココナッツ臭。

この苦しみ、わかりますね?

展示会で一日立って接客をして、その後にミーティングなどをこなしてからホテルに帰ってくるのがだいたい夜中になっている毎日の中で、ホテルに帰ってきたらこの悪夢が待っていると想像してみてください。わかりますね?

Tropicana02.jpg

さらにとどめを刺すように、部屋の中にあるシャンプーやコンディショナーなどのアメニティグッズもすべからくココナッツが練り込まれていますので、これでシャワーを浴びれば当然ココナッツ臭を体に塗り込むことになります。そうそう、部屋でかけているコートからすべてココナッツ臭になるわけですから、外に出てもココナッツ臭は付いてくるわけです。町中で人と出会ったときにクンクンすればその人がトロピカーナーに行ったかどうかが分かるくらいです。

そんな悪夢の中、がんばっているということをみなさんにお伝えしておきたいと思ってこのエントリーを書いてみました。ラスベガスの残り滞在4日間、耐え抜く所存です。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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