ビジネスとはサッカーのようなもの

2017.10.18

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最近、いろいろな職種での面接をすることが多く、そこから学ぶことも多くあります。面接とは、私たちが候補者を選考して、選択していくためのものでもありますが、逆に候補者の方も当社だけに応募している人は別として、複数社受けている場合には会社を選択する場でもあります。人生の中で最低限約8時間ほどは仕事に時間を費やすことになりますので、24時間のうちの1/3の割合になります。そうすると、その時間をどのように過ごせるのか、がとても重要になります。お互いに、やりたいこととやって欲しいことがマッチするのかということを見極めなければいけません。私はなるべく多くの時間を割こうと思って、よっぽど前半にすれ違いが無い限りは1時間半ほどは話すようにしています。その中で、できる限り多くのことを引き出して相手のことを知ろうと思いますし、逆にこちらのこともしっかりと話していきたいと思っています。

今日は、その面接の中で出てきた話題について。
面接の中で出てきたひとつの質問がありました。「いくつかの職種で募集をしているけれども、毎回報酬として同じなのはなにか理由があるのか」ということです。

会社によっては、職種によって条件が異なる場合があります。しかし、私の考え方は「全員参加ゲーム」例えるならばサッカーのゲームと同じだと思っています。実際によくする例え話ですが、サッカーは11人でゲームをして、ボールを相手のゴールに入れることが目的です。最後にゴールにボールを蹴り込んで得点をするプレーヤーがいます。現実のサッカーはそのプレーヤーが人気を集めて、報酬も高い傾向にあります。

しかし、そのプレーヤーだけでサッカーの試合に勝てるでしょうか。

子供の頃のサッカーの試合を思い浮かべてみると、ほぼ全員がボールを追いかけて団子状態になります。そして、ボールを奪われたら簡単に点が入ってしまいます。しかし、大人のサッカーはそうはなりません。

常にゴールを守るゴールキーパーや守備に徹するプレーヤーがいます。相手の上手いプレーヤーやゴールを決めるようなプレーヤーをマークして、そのプレーヤーにボールがいかないことが自分の使命として全うするプレーヤーもいます。直接的にはゴールを決めないけれども、パスをしてアシストするプレーヤーもいます。それぞれがそれぞれの役割をしっかりと全うすることで、サッカーというゲームは勝つことができると思っています。それぞれに目的に対する仕事として、大きな違いはないと思っています。

サッカーの試合に勝つためには、得点を取る方向と得点を取られない方向の2つの方向性があります。得点を取らなければ勝てないのは確かですが、その得点以上に失点をしては意味がありません。その意味で、1回もボールを触らないけれども、それが相手の攻撃を防ぎ、相手に得点を許さないという、大きな大きな仕事を果たすプレーヤーもいるわけです。

我々の仕事も、これを同じだと考えていて、最終的に売上を上げるのはセールス担当かもしれません。しかしながら、モノであってもサービスであっても、それを作り出す人たちがいるからこそ、売上を上げることができます。当社でいうと開発チームがそれに当たります。それが故に、会社にセールスしかいない会社というのもほとんど無いと思います。また、売上を上げるためには売るモノが必要ですが、その売るモノを紹介するカタログを作ったり、ウェブサイトや店頭のPOPなどを作ってアピールしたりする人たちがいるからこそ販売することができます。当社でいうとマーケティングチームがそれに当たります。さらにいえば、生産のために発注をしたり生産管理したり出荷して納品してまでを担う人たちがいなければ、売上は上がりません。これは当社ではオペレーションチームがそれに当たります。販売した後も、万が一不良品などがあった場合に対応する人たちがいるからこそ、お客様に安心して販売することができるようになります。これはサポートチームになります。会社という運営でいえば、全体を見て動く人もいます。

サッカーで言う、得点を取る方向は売上を上げていく方法、失点をしない方向はコストを下げていくということになると思います。前述のそれぞれのポジションが、その2つに貢献していくことができると思っていて、全員でサッカーというゲームを組み立て、試合に勝っていくということに取り組んでいくわけです。これらの担当全員がそれぞれのミッションをしっかりとこなすことが、サッカーで言う勝つために必要なポジションになります。それぞれに大きな成果の差は無いと考えています。そもそも軸が違うので測りにくいですし、入社時には分かりません。人それぞれの働きによる付加価値については、評価・査定によって見ていくことになります。そのため、どの職種においても基本報酬は同じだということになります。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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