iMac Pro、投入。1秒たりともムダにしない。

2018.01.06

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iMac Proという、iMacはコンシューマーラインなのにProの名前を冠するというのはどうなんだ、という疑問は置いておいて、発表時から購入することは決めていました。iPadもProシリーズがありますので、そうするとiPhoneもProシリーズが出てきたり、iPodもものすごいハイエンドなオーディオプレーヤーとしてiPod Proなんかが出てきても面白いのかもしれません。

という話はおいておいて、iMac ProはプロのためのMacだそうです。ProはProfessionalの略で広い意味でいうと「そのことで収入を得ている」ということになります。私は毎日欠かさず仕事にMacを使っているわけですから、ある意味プロだといえますので、購入する資格はあるのではないかと思います。

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一番新しいMac、現時点での最高峰のスペックとディスプレイ、オンリーワンのスペースグレイ仕様、などなど新しもの好きなので欲しいという側面も完全には否定しません。しかしながら、前述のようにプロとしての道具を揃えるのは、ある意味当然だと考えています。

私のマシン構成は、MacBook Pro 15″ Touchバーモデルが基幹となり、モバイルで軽量さを重視したMacBook、それに自宅でiMac 5K、今回iMac Proとなります。用途に合わせて最適かつ、一番良いものを揃えていきたいという思想は、「プロならでは」だと思います。

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プロとして仕事をしていく上で、一番重視することは生産性です。

たとえば、アプリを起動するでも、ファイルを開くでも、画像処理をするでも、すべてにおいて処理時間というものが発生します。コンピューターが処理する時間であって、操作している私自身は待つという時間の消費をします。つまり、コンピューターの処理スピードが早ければ早いほど生産性が高くなるといえます。

アプリの起動に2秒かかっていたのが1秒になる、大きめのExcelファイルを開くのに3秒かかっていたのが1秒になる、画像を何枚か開いて処理するのに数秒かかっていたのが1秒でできるようになる。ひとつひとつは数秒かもしれませんが、毎日たくさんの作業の中で発生する待ち時間というものを無くしていけたとしたら、これは大きな大きな生産性の向上に繋がります。

以前にも、自分の時間あたりのコスト計算というものを書いたことがあります。この時には遊びのようなものだったので、仕事の生産性とは少し違う視点でした。今回、真面目に仕事の生産性、つまりは時間あたりのコスト計算をしてみましょう。

プロの場合には、当然生産性を上げていかなければいけないのですが、それに対する投資、今回でいえばiMac Proの購入という出費に対して見合うものなのかどうか、ということです。

いろいろな側面から見ないと本当の性能は分からないとは思いますが、iMac ProのベンチマークスコアMacBook Proのベンチマークスコアを比べてみると、私が購入したiMac Pro 8コアが「30995」であるのに対し、最新版のMacBook Proの最高スコアが「16223」です。ここだけ見ると、ざっくりと約2倍の性能であるといえます。

私が購入したMacBook Pro 15″ Touchバーモデル(2016)はさらにもう少し低いスコアですから、2倍強ということになります。そして、このMacBook Pro 15″ Touchバーモデル(2016)はおおよそ45万円くらいで購入しています。今回のiMac Proは約65万円でした。2倍以上のスピードに対して、価格は約1.5倍弱です。

同じ事をするのに、2倍以上のスピードで処理ができるのに価格は1.5倍ですからコストパフォーマンスに優れているといえます。仕事内容はすべてがコンピューターの処理スピードに依存しているわけではないので、2倍の仕事ができるわけではありません。しかしながら、日々の待ち時間がほとんど無くなるだけでも、生産性の向上が見込めますし、なおかつ待つ間に集中力が切れるという副作用もなくなります。

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最後に、そこまで言うならば、なぜ最高スペックにしなかったのかという話になります。まず、発売開始になった時点では8コアが確実に2017年12月22日に配達ということになっていました。10コアは少し先、14コアなどは2018年と書かれていました(記憶が正しければ)。処理スピードが早くなるのは日々の積み重ねですから、早く使い始めるほどにその恩恵を受けるようになっていきますので、まずすぐに手に入るものを買おうというのがポイントでした。

最近は仕事のデータがほとんどクラウドにあるために、ローカルにストレージはあまり必要がないため大きくし過ぎるのは無駄な投資といえます。また、メモリーも今まで16GBでやってきたのが32GBとなんと2倍になるので、これも十分あまりある容量です。通常、iMac 5Kを使っている上でも、16GBで空きがある状態です。これは本当に大きな解像度の画像をたくさん開いたり、動画編集する場合のみに必要なのかなと思います。

ということで、投資とリターンを考えて、8コアモデルのストレージだけ2TBにしたモデル(MacBook Proと合わせました)に落ちついたというわけなのです。

AppleもこのiMac Proだけのためにキーボードやマウス、Lightningケーブルからアップルロゴステッカーまでスペースグレイ仕様にしたのは、きっと楽しかったのだろうなと思います。今後、Mac Proが出てきたらそれにも使えるのかもしれません。今、最大の後悔はiMac Proを購入する時に焦って、Magic MouseとMagic Trackpadの両方付属モデルを見落としていたということです。iMac Proユーザーにだけは販売して欲しいところです。

というわけで、ものすごく快適な環境の中、仕事をどんどん効率的に進めていきたいと思います。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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