- 9月
- 2024年10月
iPod創世記からユニークなiPodアクセサリーを作り続けているMarwareは、今回もiPod nano(2nd)やiPod shuffle(2nd)対応グッズを各種発表していました。ここでは特に面白そうなものをご紹介します。なお、Macworldでの発表はイコール発売ではないため、日本での発売ももう少しかかる製品もありますので、とりあえずプレビューというような気持ちで暖かく見守ってください。
・USB Travel Dock for iPod shuffle(2nd)
iPod shuffle(2nd)はDockコネクターではなく、ヘッドフォンコネクターに似た形の4ピン型コネクターでコンピューターと接続する方式を採っているため、現在いくつかのメーカーからUSBとそのコネクターの変換アダプターが発売されています。しかしながら、どれもAppleやiPodといったイメージとは違う、いわゆるPCパーツのような趣のモノばかりです。当社にもいくつかオファーは来ていたのですが、どれもあまりピンと来るものではなかったので保留にしていました。ここにきて、Marwareからこのようなピンと来るモノが出てきたので非常に楽しみになってきました。
ここだけの逸話として明かしておきますと、このUSB Travel DockをAppleに見せたところ、どこをどう回ったのかは定かではありませんが、かのiCEO(古い…)の目にとまりいただいたお言葉が「この製品こそがiPod shuffle(2nd)に付属するDockであるべきだった」ということで、Appleテイストにマッチした究極の製品ともいえます。
・Slyder for iPod nano(2nd)
雨後の筍のようにぼこぼこと発生するiPod用ケースに満腹感が出てきた今日この頃ではありますが、このSlyder(スライダー)はこれまでにないユニークなiPod nano(2nd)ケースといえます。私としても、あまり変わり映えのない製品は取り扱いをしたくないのですが、この製品は少し面白いのではないでしょうか?
見た目はただのクリアハードケースに見えるのですが、よく見てみるとすべての面が埋まっています。操作する面であるクリックホイール部も含めて埋まっているので、どうやって操作をするのだろうと思っていると、ケータイ電話と似たような構造で、ホイールの部分だけが下方向にスライドして操作をすることが可能です。操作が終わったら上にスライドしてカチッとロックされます。
実は意外とクリックホイール部分の誤操作が多く、ポケットに入れている場合など予期せずに音量が変わってしまったり、曲が飛ばされてしまったりということがあるようです。もちろん、Lockをすれば誤動作は防げるのですが、それをするのが面倒くさい場合が多いのです。Lockをしてしまうと、本当に操作したいときにまたLockを解除しなければいけないので、それが手間だというのが一番大きな理由だと思われます。また、ホイール部分も常に保護をしていたいという方も多くいます。そういう場合にこのギミックがスマートな解決策となってくれるわけです。
・Sidewinder for iPod nano(2nd)
iPod nano(1st)用のハードケースとして人気を博していたSidewinderがiPod nano(1st)とiPod nano(2nd)両方対応になり帰ってきました(どっか行っていたわけではありませんが)。
ご存じの方も多いかもしれませんが、Sidewinderという名前の由来は爆撃機のミサイルを発射するための機構で、横にスライドしてケーブルを巻けるような機構が似ているということで多くのミリタリーファンから支持を得ています(冗談です)。口が酸っぱくなるのではないかと心配するほど繰り返し言い続けていますが、iPodを含むポータブルオーディオプレーヤーの悩みは「音楽を聴いていないときのヘッドフォンケーブルの処理」だと思います。このSidewinderは普段はしまっておけることで意識せずにハードケースとして使い、音楽を聴き終わったときのみケーブル巻き機構をスライドして引き出して使うことができる非常にスマートな製品です。
・ProjectX
ProjectXは、さまざまな開発プロジェクトなどが直面した難問をどのように克服し、成功に至ったかを感動的に紹介するドキュメント…ではありません。彼らはその番組のこと自体知りませんでした。MarwareのProjectXはプロジェクトマネージメントシステムで、複数人数が1つのプロジェクトを達成していくための過程を支援するMac OS X用ソフトウェアです。スケジュールやコスト管理、外部への仕事の発注や最終的にレポートを作成したりする機能を備えています。
実はこのソフト、MacworldのBest of Showという賞を取っているのですが、それが2006年なのです。つまり発表は2006年1月のMacworldだったわけです。それが1年の時を経て、ようやく発売にこぎ着けたのです。デモ風景などもまったく同じだったため、デジャブをみているのかと思ったくらいです(笑)。ProjectXに関してはまずは自分たちで使ってみて、面白いソフトウェアなのか、使えるものなのかどうかを判断してから日本での展開を考えたいと思っています。当然膨大なローカライズ作業もあるので、サポートも含めそのコストなども計っていかなければいけませんので簡単ではありません。また、かの有名なドキュメントがあり、いま商標を検索してみたところ、かなりの分野において登録されているようでしたので、そこも気をつけて取り組まなければなりません。
もし、ベータテストとして試して協力してあげても良いよ、という方がいらっしゃいましたら[email protected]までご連絡ください。
Marwareは今年も意欲的に製品を発表していくということでしたので、これからに期待したいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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