- 9月
- 2024年10月
まさに「究極」の名にふさわしい製品を発売しました。iPod/iPhone用の防水ケースやヘッドフォンを手がけるH2O Audio(エイチツーオー・オーディオ)から登場したiPod/iPhone用コントロールユニット「iDIVE300」はこれまで常識を覆し、水面下90mまでの潜水に耐えられるiPod/iPhone用防水ユニットです。
ケースといえばケースなのですが、水面下90mまでの使用に耐えられるように内部にコントロールユニットの基板を内蔵しており、操作も昔のポータブルカセットプレーヤーのように物理的にボタンを押し込むタイプのもので、当社としては防水コントロールユニットと呼ぶようにしています。
接続はiPod touchやiPhoneといったタッチパネル式のタイプも含めて、すべてDockコネクター経由で行ない、コントロールは外部に用意されたボタンを使用します。3mまでの潜水に耐えるAmphibxシリーズでは直接的にタッチするのですが、さすがに水中奥深くではその方法では不可能なので、この方式になっています。
90mもの潜水で思いつくことと言えば、何をおいても「ダイビング」ということになるでしょう。これまでの防水ケースは3mまでの防水仕様となっていたため、海やプールなどでのスポーツ時に一時的に水中に潜ってしまうことを想定していましたが、スキューバーダイビングなどのようなスポーツにはお薦めすることができませんでした。
iDIVE300はまさに不可能を可能に変えてくれるユニットです。私自身はダイビングをやらないので、なかなか海の下の世界というのを想像することができないのですが、海底を散策してキレイな風景や魚を鑑賞しながら音楽を楽しむということも、これまでは不可能だったために選択肢に挙がってきませんでしたが、iDIVE300がそれを可能にしてくれたので、多くのダイバーにこの選択肢を検討していただきたいと思います。
防水ケースを販売してきた歴史の中で、本当に、本当によく言われることは「水中でも音楽を聴く必要があるのか?」ということでした。実際のところ、「必要」はありません。ただ、スポーツをする際に大好きな音楽がバックに流れている時の高揚感というのは、ダイビングやマリンスポーツに限らずランニングなどで音楽を聴く方が多いのが証明しているところです。なぜ、水中だけはその「可能性」を否定するのでしょうか。これまでできなかったことをできるようにする、これがもしかしたら、これからのダイビングのスタイルを変える可能性もあるのです。
価格は「本体よりも高いじゃないか!」と言われてしまうくらいになってしまったのは、正直言うと残念ですが、ただ、ハウジング、コントロールユニット、アンプ回路、スピーカー、そしてこれらがすべて水面下90mで使用することが前提で設計されるわけで、一般的な製品とは精密度も段違いです。iDIVE300を手に取ってみると、その価格も納得できるほどのデザインと質感を持っています。単に価格だけで見るのではなく、その価値(それで何ができるようになるのか)で考えると、それほど乖離しているものではないと考えています。
なお、今回はiPod/iPhone関連の情報サイト「iPod Style」を主宰する戸津氏がダイビングを趣味にされているということを聞き、iPod/iPhoneのエキスパートでなおかつダイビングというこの組み合わせは奇跡的と考え、iDIVE300を使用して実際に潜っていただきレビューを書いていただきました。
当社の誰もがダイビングを経験していないため、ウェブページの記載にも現実感が乏しくなってしまうこともあり、iPod Styleのレビューは非常に貴重なものでした。ありがとうございました(ちなみに無償でやっていただきました)。
すべてのダイバーの方々にお薦めしたいのはもちろんですが、たとえばリゾート地などで体験的にダイビングをしたり、海底散歩のようなイベントの際にも好きな音楽を聴きながら海底散歩を楽しめるということで、そういったイベントにもお薦めしていきたいと考えています。また、ダイビングショップにも是非とも置いていただきたいアイテムです。取り扱いご希望のイベント会社やダイビングショップがありましたら、「お問い合わせフォーム」からお問い合わせください。
追記:すべてのコントロールは物理的なボタンを通じて行ないますので、iPod touch/iPhoneのタッチパネルは一切使用できません。したがって、水面下でゲームを楽しむといったような使用方法は期待できません。動画を再生することはできますが、カメラを使用して撮影を行なうこともできません。(電波が届くかどうかは別として)電話機能も使用することができませんので、あらかじめご了承ください。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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