- 11月
- 2024年12月
アメリカでの展開を強化していくための商談を終えて最後はiPadを手に入れて帰国するだけというところだったのですが、そこからがいろいろとありました。iPadのスペックや開封の儀などはMACお宝鑑定団などで詳しくやっているため、そちらを参照していただくとして、私の話はちょっと違う角度から。
今回、1人2台までという制限があったので現地スタッフと2名でiPadを手に入れる予定だったのですが、よく聞いてみるとその現地スタッフ(サンディエゴ在住)はオンラインで決済してしまって配達先をApple Store San Franciscoに指定していたようなのです。本人はオンラインストアに電話したら、それで受け取れると言ったということだったのですが、前日に念のため店舗で聞いてみるとここでは受け取れないと言われてしまいました。運送会社が配達してきても、店舗に該当する名前の人は在籍していないのですから受け取ることができない、というのはそれほど間違った話ではありません。
では、その運送会社(UPS)に確認して配達先を変更、もしくは近くにあるハブ(集配所)に直接取りに行こうという話をして電話してみると、Appleの指示により送り先の変更および引き取りはできないとにべもなく断わられました。我々の感覚では、たとえばヤマト運輸に電話すればどうとでも変更できるので、違和感たっぷりでしたが、Appleという大きな顧客との契約もあるのでしょう。
それでも、ダウンタウンそばのUPSでは話にならなかったので、ハブまで足を運んでマネージャーと話してようやくApple Storeに配達した際にApple Store側がOKなら渡すことを約束してくれました。そして今度はApple Storeに再度お願いに行ったところ、前例はないようですがなんとか代理として受け取ってくれることになりました。
買わないでただ予約していれば、普通にお店で受け取れたのに…とは思いましたが、彼も決済まで終われば必ず手に入ると考えてくれてのことだったので、そういうことは言いっこなしで。前日はそんなこんなで時間を費やしてしまい、夜にまたApple Storeを覗きに行ってみると上記のようにiPad発売に向けて模様替えをしていました。並んでいる人はほとんどおらず、翌日はもしかすると空いているのかもしれない、とか思いつつ、翌日に備えて就寝しようと思ったら1時間くらいしか寝ることができませんでした。iPadに興奮して、遠足前日と同じ高揚感で、というわけではなく、中国の工場でいろいろ問題が発生していてその対応をしていたら朝になってしまっていたというのが真実です。
さて、iPad発売日。まず先ほどの配達の件は、実にあっさりと配達されてiPad 2台は難なく手に入れることができました。ちゃんと土曜日配達するようになっていましたし、Apple Store側もしっかりと受け取って渡してくれるように手配もしておいてくれていました。感謝!
ちょっと長いので最初の方だけ見ていただければ良いと思いますが、サンフランシスコの午前9時にiPad発売ということで多くの人が並び、メディアなどもたくさん集まって、カウントダウンをしながら大いに盛り上がってiPadの発売が開始されました。前日に抱いていた予感はまったく当たらず、1ブロック先の角を曲がってもまだ列が続いていました。とはいえ、iPhone発売時よりはかなり短かったみたいですが。
我々は8時半過ぎに現地に到着したので、列としては1ブロック先の所から並んだのですが、中に入れるまでだいたい2時間くらい待ったかもしれません。発売1週間前になって1人2台までという制限を厳密に行なって、機種ごとに2台オーダーできた予約はキャンセルされてしまったりしていたため、どのように予約を確認していくのか興味津々でしたが、実際の所、名前を聞かれるだけで予約者のリストにあればそれでそのまま中に入って買えるという形でした。実際、すでに2台確保していたので、2人いるということで、さる御方のiPadも買ってきて欲しいと言われていたのですが、あっさり名前を騙ったら購入することができました。しかも、予約時の機種と違ってても全然OKだったみたいで、やっぱりアメリカだなぁと思いました。
話によるとサンフランシスコ店は4000台ほどiPadが入荷したらしく、午後7時頃に再度訪れた際には16GBは売り切れていて、32GBと64GBもそんなに多くはないということでした。サンフランシスコ店はAppleの近くだということもあって比較的販売数が多いとは思うのですが、アメリカ全土で考えると、ほとんど並ばずに買えたところもあったようですから、この数量掛ける221店舗というわけにはいかないようです。
さて、Twitter上でのツイートやUstreamでの中継などで少しネタばらしをしてしまったのでここにも書いてしまおうと思いますが、今回iPadを手に入れたらすぐやらなければいけないこととして、新製品のフィッティングチェックがありました。しっかりと作り込んではありますが、それでも実機で最終的に確認をしなければいけません。今回はiPadがアメリカで先行発売されるということもあって、SimplismのiPad用新製品もアメリカで先行発売する予定です(この詳細は別途)。
上記写真はその新製品のひとつで、iPhoneやiPod touch用などで人気のFlip Style Leather Case for iPadです。本革をふんだんに使った高級感のあるブックカバーにも見えるケースですが、ワザとApple Store内でフィッティングチェックをしていたので、多くの人がそれはどこで買ったの? と聞いてきて、もうすぐウチで発売する製品だよ、と宣伝も兼ねることができました。そして、肝心のフィッティングは完璧ということで、発売はもうすぐです。
というわけで、最終的には、配達されたiPadが2台、予約で購入したのがさる御方の分を入れて3台、さらには運び屋を頼まれたのが1台という合計6台ものiPadに囲まれることになりました。といっても、1台はすぐに中国に送りましたし、1台はアメリカでのセールス活動に使うのでサンディエゴに持ち去られました。
その他、いろいろ買ったので予定していたスーツケーススペースには入りきらず、別途大きなバッグを買ったというおまけつきですが、結果としてはすべてうまくいきました。あとは明日日本に向けて飛び立つだけです。日本には月曜日の午後に到着します。とりあえずは、イヤらしくPocket WiFiと組み合わせて見せびらかしながら帰ることにしましょう。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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