- 11月
- 2024年12月
当社としては初となるブルーライト低減フィルムを発売しました。ブルーライトカットはJINS PCというパソコン用のメガネが大ヒットしたことで一躍有名になった、コンピューターやiPodやiPhoneも含まれるスマートフォンなどのモバイルデバイスから発する目に良くないとされるブルーの光のことで、これを低減することで疲れにくいとうたわれています。そこから、メガネ側を特殊なものにするのではなく、デバイス側のディスプレイ保護フィルムにこの機能を組み込めば、裸眼で使っていても効果を得られるということで急速にモバイルデバイスのディスプレイ保護フィルムのラインナップが各社から発売されました。
実際のところ、これらのブルーライトカット系のフィルムがユーザーの支持を得ていてよく売れているという話は聞いていましたし、量販店からもリクエストされていたのですが、どうしてもSimplismのラインナップに加えようという気にはなりませんでした。それは、ひとつは他社製品がたくさん溢れてしまっている中で乗り遅れてしまったということもありますが、では後から出すのにまったく同じものを右にならえで作って良いのか、という疑問です。売れているものを作るのではなく、ユーザーとして欲しいものを作るというのがSimplismのコンセプトだからです。
そういう意味もあって、少し距離を置いていたのですが、あるバイヤーからどうしても作って欲しいという依頼を受けたので真剣に考えてみました。後から出しても特長があるような、ユーザーにとってメリットのあるような製品にできないか、ここがやはり大事だと思いました。まずは、気泡を残さずに貼れるバブルレス機構を採用することですが、これだけでは差別化をしたとは言いきれません。
よくよく、考えてみれば、ブルーライト低減フィルムをいくつか見た際に一番感じたのが、「黄色い」ということです。青色を低減するということは色のバランスからいうと黄色が強くなるようになりますので、市場に出ていた商品を見る限りみんな程度の差はあれど、なんせ黄色いのです。特に白いベゼルがあるiPhoneやiPod touchでは古くなってしまったのではないかと思わせるくらいの黄色さです。そしてもちろん、画面上も真っ黄色になります。古い液晶って黄色くなりますよね、そういうイメージです。これはユーザーの皆さんも感じていることらしく、ウェブ上に流れているブルーライト低減フィルムのレビューを見ると、「黄色くなる」と書いてあります。ただし、それと引き替えに目に優しいなら受け入れようという方向の話になっている場合が多いです。
しかししかし、本当にそれで良いのかと考えると、何かを得るために何かを犠牲にするのではなく、なにかその効果を得ながらも元々得ていた部分はキープできないだろうかとなります。実際、ブルーライト低減フィルムを貼ってしまうと、液晶部分の枠も黄色いながらも、表示部分も黄色いですから白い部分は黄色くなりますし、写真なども全部黄色くなるわけです。
それから、日本のいろいろな素材メーカーと折衝を続け、ようやく辿り着いたのが今回発売した【Simplism】iPod touch(5th)用 ブルーライト低減&バブルレス保護フィルムセット(アンチグレア) [Blue Light Cut & Bubble-less Film Set for iPod touch (5th) Anti-glare]なのです。こちらは黄色くなる代わりに、ほんの少し輝度が落ちるようなグレーになる方向の色の変化はあるものの、黄色くなるということはありません。輝度の方は少しバックライトの明るさを上げてもらえれば解決することですから、それほど大きな損失ではないといえます。
というわけで、巷に溢れかえっているブルーライト低減フィルムとはひと味違ったブルーライト低減フィルム、現在はiPod touch(5th)用になりますが、好評であればiPhone用やiPad用にも拡げていきたいと思っていますので、是非とも欲しいという方はこのエントリーにコメントをいただくか、コンタクト受付もしくはTwitterやFacebookなどでご連絡ください。みなさまの声で製品開発が促進されますので、よろしくお願いします。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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