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2020.12.13
最近、メディアを賑わせているデジタルトランスフォーメーション(DX)。なにやらとっても大事で、取り組まなければいけないようなことのように扱われています。Wikipediaによると「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」と定義されているので、それってITを使う目的なので当たり前ではないかと思ったりしますが、今あえて「DXに取り組む」と宣言する企業が多く、メディアはDXに取り組まなければいけないと煽ってくるのはなぜでしょうか。
以前に上記の記事でも書きましたが、DXと叫ぶならば、こういうことから手を付けた方が良いのではないかと思っているのが、株主へのお知らせや配当金のお知らせです。記事に書いた通り、私自身通信株などある程度株式は所有しているものの、特定銘柄だけでなくテーマ投資みたいなのを少し遊んでみたことあり、種類だけはそれなりに多く保有しています。
この時期、すべての会社から株主通信や配当のお知らせが封書で届きます。ただ、保有している株式はどれも数万円程度のものなので、配当金額も少額です。場合によってはこの印刷費や郵送費の方が高くなってしまうこともあるでしょうし、私自身大切に取っておくということもないので、単にゴミが増えてしまうということになってしまっています。
最低限、ある一定の株式を保有している人だけにすべきだと思いますし、証券会社は株主側にデジタルでの通知だけにするということを選択できるようにした方が良いと思います。実際、配当金の受取り自体はオンラインで口座に反映されるので、配当金を引き換えにいく必要はないため、本当にただの通知だけの書類となります。
企業側からすれば、これによるコスト削減は材料費や送料として大きなところでもあるでしょうし、紙の資源としても節約できますので良いことしかありません。もちろん、ある一定の株式を保有している人でどうしても欲しいという場合には郵送しても良いとは思います。
DXして欲しくないこと
私は宝くじを買う派です。こちらも以前に「宝くじは買わなければ当たらない」という記事を書いていました。
実は最近忙しくて宝くじを買えていなかったのもあって、ネット販売が始まっているというのを思い出して、宝くじ公式サイトで登録をして購入をしてみました。そして、その過程でサブスクリプションとはちょっと違いますが、今後のジャンボ宝くじを自動的に購入するというオプションも加入してみました。
念のため書いておきますが、もちろんしっかりとよーーく読めば分かることです。ただ、その時にはよーーく読まずに手続きを進めてしまいました。
宝くじ売場で買うときと同様に、連番10枚、バラ10枚です。これで後は宝くじが届いてから、当選発表を待つまでの間を楽しめると思っていました。
しかし、一向に宝くじが送られてきません。以前に書いた通り、宝くじは当たることそのものを本当に期待しているというわけではなく、当たるかもしれないと思い続ける期間が楽しみだから買うのです。早く到着してくれないとその期間が短くなってしまいます。
なにか手続きをミスしてしまったのかと思い、公式サイトにアクセスしてみると…なんとデジタルの抽選番号が発行されているではありませんか。オンラインですべて完結してしまう仕組みになっています。
今思えば、送料の設定などなく、クレジットカードでも購入できるので、随分お得だなと感じていましたが、実際は郵送したり紙を使わないのでその分コストダウンできているということなのでしょう。これこそ、DXなのかもしれません。
ただ、私はそこを求めていませんでした。まだその時が来てないので分かりませんが、きっと当選も自動的にチェックしてくれることでしょう。ただ、ここは自分でひとつひとつ下1桁から当選番号と見比べていきたいのです。決して当たるとは思っていませんが、その過程が楽しいのです。
このDXは利便性と引き換えに、大切なものを無くしてしまったと思っています。当選だけを狙われている人にとっては良いかもしれませんが、違う楽しみがなくなってしまったので、私は今後は店頭で買いたいと思います。
★
どうして宝くじというものは、当たる確率なんか交通事故に遭うよりも低いのに、当たったらどうしようということを考えてしまうのでしょうか(ここらへんはプロスペクト理論で説明されています)。しかも、なぜか遊ぶ分と貯金する分をちゃんと配分したりして現実的なことを考えてしまうのでしょうか(こっちはどうなんでしょうか)。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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