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オリンピック関連商材の在庫運用が気になる。リスクは誰が負っていて、今後どうなるのか。

2021.08.08

オリンピックTOKYO 2020の閉会式が行なわれたようです。「ようです」と書いているのは、なんとなく知ってはいたものの、特に時間を作ってみたり、録画をしてみたりするというアクションをしなかったために、なんとなく終わったんだという状態です。

東京での開催が決まった際には特に大きな感慨もなく、会期が迫ってきてチケットを手に入れるあたりまでがピークだったかもしれません。コロナ禍があったという大きな阻害要因があり、それでも開会式の時には放送をリアルタイムで見ようということで工夫してまで見たのに、なぜか閉会式にはそんなにモチベーションが湧きませんでした。手に入れていたチケットが無観客開催によって何もなかったことになり(オンラインなのでそもそも手にすることもなかった)、直接的に試合を見なかったことによって関心が薄れたのかもしれません。

連日、新聞やSNSなどで流れてくる情報により、オリンピック開催中であることは知っていたり、日本選手のメダル数が過去最高になそうだという話や、小さい頃に卓球をやっていたので卓球で金メダルという快挙などは知っていたものの、どうも閉会式を積極的に見たいという気持ちにはなりませんでした。

それにしても、元々はオリンピック・パラリンピックの一体開催なので、閉会式をやってしまうとパラリンピックに繋げるという言葉はあるものの、終わった感が出てしまうので、パラリンピックも含めた全日程が終わってから閉会式をやったほうが良いのではないでしょうか。

オリンピック関連商材の行方を知りたい。

最近はオリンピックそのものよりも、街中で見かけるオリンピック関連商材の在庫運用について気になっています。私たちも、「もの」を販売する立場として、季節ものの製品はとても気を遣います。というのは、季節ものの場合、その盛り上がる期間を終えたら一気に売れなくなるからです。今回はその最たるものだと思います。

オリンピックが始まる前後から売れ行きは伸びているというようなニュースは見ていました。25万円もするような記念小判などはものすごく売れているようです。ただ、これはその後にも価値を持つものかと思います。それ以外のマグカップやボールペンなどは、オリンピックが終わった後にそのまま使い続けられるのでしょうか。

在庫はどこにいくのか。

最大の関心は、これらの在庫がオリンピック・パラリンピックが完全に終了になった後にどうなるのか、ということです。さまざまな場所で売られているこれらの公式グッズは、店舗側の買取契約になっているのか、期間が終わったら返品できるのかというところが最大のポイントです。

一般的に、期間限定の製品の場合には、「ポップアップ」という形態で特設会場のように展開され、期間が終わったら売り場撤去と共に販売者(主にメーカー)が在庫も引き取ります。売り上げは、実際に売れた分だけ支払われるという消化仕入れになる場合がほとんどです。

ただ、メーカー側も今後売れることがなさそうなものは、それをやってしまうと無駄に在庫を作った上で売り上げにつながらない場合もあるのであまりやりたがりません。そのため、翌年も使えるような商材、もしくは季節に関係なく、その場所での展開が終わった後も他のところで同様の施策が可能な商材にします。

今回のオリンピックは完全にそれができないものです。さすがに会期が終わってから販売しているということはないと思います。それに、おそらくですが、売れ残ったからといってワゴンセールにできるような商材ではないようにも思います。そうすると、これらの在庫はどうなっていくのでしょうか。

在庫責任は誰が持つのか。

ひとつ目の焦点は、誰が売れ残りの責任を負うのか。もうひとつは、売れ残ったものは物理的にどのような末路になるのか。

ビジネスで考えれば、製品を作る原価があり、それを上回る利益がなければ成り立ちません(売上ではありません)。ベストシナリオは、製造した製品が完売することですが、当然そういうことはほぼないと思います。たくさんの商材の中でいくつかはそのように利益を得ることができるものもあるのかもしれません。大半は売れ残りが出るのは間違いありません。

IOCやJOCがリスクを負って製品を製造委託するということはあんまり考えられません。とすると、このようなグッズ製造会社がIOCなりJOCとライセンス契約を結び、ライセンス料を支払うことでこれらのグッズを作っていると考えられます。そうすると、リスクはそのメーカーになるのか、もしくは小売店になるのかはわかりません。今回、無観客になったことにより、海外からの訪日客はほとんどおらず、会場周辺でのグッズ販売もままならない状況の中で、メーカーはこの大量の在庫を捌けるのかどうかで考えるとかなり厳しいのではないでしょうか。

我々が知らないところでも、コロナ禍によるオリンピック無観客や盛り上がりにかけたことにより被害を受けている会社がいるんじゃないかなと思ったりします。

大量生産大量消費、大量廃棄で良いのか。

ビジネスとして成り立つのかという話とは別に、どうしても最終的に売れ残った製品を物理的にどうにかしなければなりません。販売店からではパラリンピックの終了と共に撤去され、それがメーカーに返品として戻ってくるか、もしくは契約として買取であれば、販売店の倉庫に戻ります。

それがまた日の目を見る可能性があるのだとしたら、それは倉庫で一定期間眠ることもあると思いますが、このオリンピック関連商材においてはそれがないために、倉庫費用もかかってしまうということもあり廃棄処分になるように思います。

オリンピック・パラリンピックというイベントは、たくさんの建造物を作り、それをレガシーとして後世に残し、グッズは大量に作って大量に廃棄するということを生み出してしまって良いのでしょうか。一部はレガシーも活用されると思いますが、以前から提唱しているように、ずっと同じ場所で開催するのが良さそうです。

普段、私たちが在庫コントロールや売れ残りについて最新の注意を払ってコントロールしている、失敗すると損益に大きく影響するということがあるからか、街中で売っているオリンピック関連商材を見るたびに心配になります。職業病ですね(笑)。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「 Simplism 」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は24時間365日のウェアラブルデバイス「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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