小売で培った共感力を、営業の提案力へ

入社前の経歴と、転職のきっかけを教えてください。
もともと音楽活動を続けながら、Apple製品の販売店でアルバイトをしていました。販売から店長、エリアリーダー、本部のEC担当まで広く経験し、気づけば約9年という年月になっていました。現場でお客様の気持ちが動く瞬間は大好きで、30万円のMacを2時間の対話で決めていただくような販売も経験しています。ただ、自社で作った製品ではないことが心に引っかかっていたのも事実です。だからこそ「ものづくりの現場」に近い場所で、お客様へ届ける前段から価値を創りたいと考え、転職を決めました。
なぜトリニティだったのでしょう。
前職でもトリニティ製品を扱っており、ブランドへの親近感がありました。加えて、新しい事業を0→1で立ち上げる動きがあると聞き、強く惹かれました。紹介を通じて話を聞くなかで、仕事内容の裁量や福利厚生、そして面接の率直さに安心感を持てたのも大きいです。やってみないと分からないことに挑む姿勢を入社前から感じていました。
入社後の業務内容を教えてください。
最初の半年〜1年は量販店向けの既存営業に同行し、商談の型と製品が市場に出るタイミング感を学びました。その後、前例の少なかった新規法人営業を本格化。社内にスキームがないからこそ、見積・納期・版権周りの確認フローを学び、各所に協力してもらいながら、問い合わせ導線も整えていきました。
営業のやりがいはどこにありますか。
相手の懸念(価格・納期・運用負荷など)を一つずつ解きほぐし、店頭に並ぶところまで伴走できることです。販売開始後に現地を見に行き、担当者の方と「やってよかったですね」と話す瞬間がうれしいです。小売で培った“人の気持ちを前に進める対話”が、今は商談における合意形成で生きています。現場でお客様が商品を手に取る姿を見ると、背中を押されますね。
現場を歩きチャンスを掴む。
リサーチと足で販路を開拓

現在力を入れている商品を教えてください。
スマートフォン冷却シート「スマ冷え」のキャラクターコラボ企画および提案です。版権を持つ企業や、その許諾を受けて製造・販売する制作会社と組み、名入れや印刷方式の選択肢を含めて提案します。家電量販店だけでなく、キャラクターショップ、ポップアップやイベント、アミューズメント、ミュージアム施設の売り場など、展開先に応じて最適化していく動きです。
新規開拓先はどうやって見つけていますか。
インターネットで調べたり、AIに聞いたりすることもありますが、基本的にはフィールドワークです。現場で売られているグッズを裏返して製造元を特定し、電話やメールでアプローチします。展示会やイベントでは飛び込みもしますし、まずは実物を見てもらうのが早いです。紙の資料だけでは伝わりにくいので、営業用カタログや現物を持参し、商品力と実績で会話を始めます。
「スマ冷え」の最初のブレイクスルーは何でしたか。
大手キャラクター版権の案件での採用(2024年7月)がターニングポイントでした。わかりやすい成功事例が一つあると、次の商談で話が通りやすくなります。「市場で売れている」という証拠があると、社内稟議も進めてもらいやすいのだと思います。以降、様々な人気キャラクターやゲームのイベントコラボなど、実績を積み上げることができました。
明るく、めげずに。
挑戦を楽しめる人と働きたい

トリニティのカルチャーはどう感じていますか。
誤解を恐れず言うと、第一印象は「静かな職場だなあ」でした(笑)。黙々と集中して作業している人が多いので。だからといって冷たいわけではなく、挑戦に寛容で、「やってみないと分からない」と背中を押してもらえる環境です。行きたい展示やイベントの調査も、業務時間内で快く送り出してもらえるのはありがたいです。
好きな福利厚生は?
近所の和食屋さんと会社が契約していて、社員証を見せるとランチを無料で食べられるシステムがあります。メニューは月替わりか週替わりで変わるので飽きないですし、とても美味しいのでおすすめです!私は定休日の水曜以外は毎日利用しています。お財布の助けになるだけでなく、隣席が社員だと自然と会話が生まれ、社内コミュニケーションも増えます。社内に水やコーヒーが常備されているのも地味にうれしいです。
今後、仕事で挑戦したいことは?
スマホ領域に限らず、機種に依存しない法人向けアクセサリーを開拓したいです。たとえばスマートトラッカーなど印刷面がある商品なら名入れができるので、法人向けに展開できる可能性があります。OUTGROW関連の周辺アイテムも、段階的に増やしていきたいです。
一緒に働きたい人物像は?
社交性があって、めげない人です。最初から扉が開いている案件は少ないので、明るく対話を重ねて関係をつくれる方と、ぜひご一緒したいです!挑戦を楽しめる方を歓迎します。