- 10月
- 2024年11月
そのユニークさや、音質などを評価していただいたからか、おかげさまでいまだにたくさんのご注文をいただいているCup Holder FM Transmitterですが、販売台数が増えてくると共に「よくある話」も増えてきましたのでまとめてみたいと思います。前回はビデオケーブルとシガーライターアダプターに関する「よくある質問」を掲載し、不思議とその後に同様のお問い合わせをいただかなくなりましたので味をしめたというわけです。
・3.5mmビデオ入力のカーナビとの接続
本製品はFM Transmitterの中でも数少ないiPodのビデオ出力をサポートしていますので、それを購入の動機にされている方も多いことでしょう。本機背面にある3.5mm出力から一般的なRCAピンタイプのビデオ入力端子への接続については以前に書きましたが(その答えは赤か白のどちらかでOKという不思議なモノでしたが…)、それ以外によく聞かれるのが3.5mmタイプの入力端子をもったカーナビとの接続です。
軽くウェブサイトを検索してみるといくつかのカーナビに3.5mm端子のビデオ入力があるようです。基本的にはその端子から赤白黄色のRCAピンタイプのコネクターへ変換するための分岐ケーブルが付属してるようなので、そのケーブルを利用していただく形になります。ケーブルとしてはiPod対応とうたわれている3.5mmからRCAに変換するタイプを購入していただき、さらにRCAコネクターのメスメスタイプを併せて購入していただきます。これでカーナビから出てきているRCAコネクターと、本機から出てきているRCAコネクターを接続することができます。
もっとスマートに両端に3.5mm端子がついているケーブルで接続できないかという声もありますが、これは赤白黄色(オーディオLRとビデオ)のピン配線によるので、そのまま映像が映るかどうかは神のみぞ知る、ということになります(笑)。
・Apple Remoteが使えない
本機のユニークなポイントのひとつでもあるApple Remoteによるコントロールですが、基本的に何の設定もなく使えるようになっています。iPodを本機に装着しているにも関わらずApple Remoteで操作できない場合、下記の点をご確認ください。
– 本機ディスプレイに「iPod」と表示されているかどうか。
周波数を設定するモード(ディスプレイに周波数が表示されている)ではApple Remoteによるコントロールが動作しませんので、「MODE」ボタンを押してiPodモード(ディスプレイに「iPod」と表示)にしてください。iPodモードであるにもかかわらずApple Remoteでコントロールできない場合には、本機のボタンで操作ができるかをご確認ください。それでも動かない場合にはApple Remoteではなく別の理由が考えられます。本機のボタンで動作している場合には次の点をご確認ください。
– Apple Remoteがペアリング設定されているかどうか。
Apple Remoteは多くのApple製品やサードパーティ製品を共通でコントロールできるリモコンですが、初期設定ではすべての機器をコントロールできるようになっています。その場合、複数の機器が赤外線の届く範囲にあると同時に動作してしまいます。それを防ぐために特定の機器にのみ動作するように「ペアリング」を行なうことができます(詳しくはAppleウェブサイトのお使いのコンピュータで Apple Remote を登録するを参照してください)。ペアリングされていると本機では操作できないので、本機で再度ペアリング設定を行なう必要があります。
– 音量ボタンとMenuボタンが動作しない
仕様です。と書けば終わりなのですが、せっかくApple Remoteにあるのに使えないというのは悲しいですね。音量ボタンはトランスミッターでは音量操作という概念がないため、元々対応する機能がありません。「Menu」ボタンは実は動作します。iPod本体の「Menu」ボタンを押したときと同じ動作になります。曲名を表示している状態で「Menu」を押すと、アーティストやプレイリストの階層に移動します。しかし…それ以上どうすることもできません(笑)。これでアーティストやプレイリストを選べると良いのですが、それをApple Remoteで選択することができません。Apple TVのように音量ボタンで上下選択し、真ん中の再生ボタンで決定できると良いのですが、iPod側がそういう仕様ではないようです。残念。
・ノイズが乗る
当社に動作不良として送り返されてくるものの中で、「ノイズが乗る」という理由のものの9割以上が実際には問題がありません。ノイズが乗るということの原因はいくつか考えられます。
– 周波数設定がほんの少しずれている
本製品は0.1MHzで周波数を設定できますが、カーステレオのチューナーの自動戦局機能では正しくまったく同じ周波数にならない場合があるようです。その場合、ノイズが乗るという症状が発生します。手動でカーステレオの周波数を合わせることで解決します。
– 設定周波数の近くにFMラジオ放送がある
地域によってFMラジオ放送の周波数が異なりますので、ある地域で使えていたとしてもある地域ではその周波数がラジオ放送と被ってしまっているということがあります。まったく同じでなくてもFMラジオ放送の電波の力が強いため影響を受けてノイズが発生してしまう場合があります。周波数を変更すれば解決します。また、それを簡単に行なうために周波数メモリーが5つできるようになっています。
– 近くにFMトランスミッターを使っている人がいる
前述のラジオ局と同様ですが、同じ周波数(もしくは近い)を使っている場合に混信してしまいます。相手もノイズが乗っていると思うので、少し待って相手が変えるのを期待するか、自分で先に変えるかで解決します(笑)。
・音が小さい
本機は日本における電波法の微弱無線機器にあたる製品で、限定された出力となっています。しかしながら、実際には車内で使用している場合においてはアンテナとトランスミッターが非常に近いので、高出力にする必要はほとんどの場合でありません。また、iPodからの最大出力音量と、ラジオ電波の送信にかかる変調部での音が歪まないギリギリの範囲に出力を設定しています。音が小さいと感じる場合のほとんどがソースの音量によるものです。それに合わせて設定してしまうと、もっと音量が大きいものでは歪みが生じてしまうことになります。
解決方法のひとつとしてはiPodの「サウンドチェック」機能をONにします。これで音量の均一化を図ることができます。
・シガーライターケーブルが短い
一般的な車のシガーライターの位置とドリンクホルダーの位置を考慮した上でのケーブル長に設定していますが、一部の車種では短かったり、ドリンクホルダーを別途設置している場合にはそこまでの距離が長かったりする場合もあります。シガーライターの増設機器を使用すると延長することも可能ですので、どうしても長さが足りない場合にはご利用ください。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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