- 10月
- 2024年11月
本日、Appleより「YouTube Live、本日からApple TVに登場。」とアナウンスされたとおり、Apple TVにソフトウェアアップデートが配布され、メニューにYouTubeという項目が追加されました。
実のところ、Apple TV購入後にはあまり触っていなかったというところもあって、今回のYouTube Liveをきっかけにまた遊んでみようかと思い立ったわけです。ちなみに「Live」というのはどういう意味なのかわかりません。リアルタイムでストリーミング再生をするから「Live」ということなのでしょうか。
アップデートはこんな感じで、思っていたよりも長く時間がかかりましたが無事に終了。内部で何回か再起動していたようで、途中は不思議な解像度変更が何回か行なわれていましたが最終的にはアップデート前と同じ設定で再起動しました。
すでに予告されていたのでそれほどの驚きもなくYouTubeメニューが登場。
Apple TVでの試聴はすべてH.264というエンコードに直された映像になるということで、まだすべてのYouTubeコンテンツにアクセスできるわけではありません。ただ、最近投稿された映像も、古いものも混じっているようなので、どの順番でH.264に再エンコードされていっているのかわかりません。
iTunes Storeの時にも解像度を変えたときに大変そうだなと感じましたが、YouTubeの方もすべてをH.264に変更するというのはかなり膨大な作業です。きっとGoogleのことですから分散サーバーかなにかでマシンパワーをうまく使って自動で作業をしているのでしょう(知らない人のために:YouTubeはGoogleに買収されています)。
さて、懸念していた「検索」はやはりソフトキーボードで英語のみのサポートとなっています。ボタンはローカライズされていますが、日本語でのキーワード検索は行なうことができません。Apple TVはMac OS Xが走っているとはいえ、日本語を表示する環境としては整っていても、入力する環境が整っていないようです。
この検索ですが、インクリメンタルサーチ方式で1文字ずつ入力していくたびに検索結果が絞られていくのですが、「sush」では結果が0になるのに「sushi」ではヒットするというのはなぜなのでしょう? 本来であれば「sushi」は「s」「su」「sus」「sush」「sushi」でヒットしないといけないはずなのですが…。
検索機能に不満はありつつも、1つの動画を見た後に候補として表示される「関連ビデオ」を辿ったりしてそれなりに楽しむことができました。私は普段YouTubeをまったく見ないのでそれくらいで楽しめましたが、常連の人たちからするとまったく物足りないのかもしれません。
画質についてはお世辞にも良いとは言えませんが、見られないレベルではないという感じでしょうか。ただ、元のYouTubeの画質を知っているからの相対的評価で、リビングでそういうメディアと無縁の家族などと一緒に見られるレベルではないかもしれません。
Apple TV上のYouTubeでもログインをすることでお気に入りやレートの保存ができるようになりますが、よく考えてみるとApple TV自身にはログインという機能がないのでサインアウトを忘れていると、他の人に自分がログインしている状態で使われてしまうということになるので、今までよりも気をつける必要があります。
Apple TV発売時には、リビングユースを考えてコンピューターを感じさせるログインという作業をさせないままでいくのかと思いましたが、ソフトキーボードを出してログインさせるのであればApple TV起動時(スリープからの復帰時など)にログインさせるようにしても良いのではないかと思います。そして、そのプロセスを踏めばiTunes Storeのアカウントにもログインできて、購入もできるという道につながるのではないかと思います。
なお、コンピューター上で同じアカウントでYouTubeにログインしてお気に入りなどに追加していくと、Apple TV側にも反映されるので、あらかじめ面白そうな動画をお気に入りに入れておいて、それをApple TVで鑑賞していくという使い方が「検索」機能に乏しいApple TVでYouTubeを楽しむためのコツなのかもしれません。
ちなみに、さりげなくiTunes Store Japanにもアクセス可能になっていました。やはり着々とApple TVでiTunes Storeの商品を購入できる道を進んでいるのでしょうか。Apple TV上でコンテンツを管理できないので(扱いとしてはiPodと同じデバイスのため)、iTunesとの連携で購入したものはiTunesに入っていくような仕組みになるのではないでしょうか。
いずれにせよ、音楽を試聴したり映画の予告編を見たら、やっぱり買いたくなるのが性ですから、そこに道を作るのが自然の流れといえます。
追記:CNET Japanの記事によれば、このアップデートはセキュリティパッチも含んでいるとのこと。Apple TVのような製品でもセキュリティパッチが必要になってくるのは汎用Mac OS Xを流用しているが故なのでしょうね。そう考えると、iPhoneもあり得るということですね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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