- 10月
- 2024年11月
…前回からのつづき。
ブランド名を決定したあとはそれを表わすロゴの作成です。今回もTrinityのロゴ製作やその他当社のデザインのほとんどを手がけてくれているK大郎氏とさまざまな案を検討しました。ここにすべて掲載するにはあまりにも多い案を作成したため、とりあえず社内の反応が良かったものだけを少し紹介したいと思います。
まずはデザインコンセプトとしてシンプルプラスアルファという考え方を満たすために、下記のようなガイドラインを設けてのデザインにあたりました。
・極力単純な図形から少しだけ発展させたもの。
・カラーリングもきわめて単純で、2色または3色で表現が可能なもの。この2つの要素は、「simplism」の意味をロゴ自体が体現するにあたって満たしていた方がよいと考えた。
上記の同一コンセプトから生まれたものなので、今回提案用のロゴはすべて同一カラーで統一した。しかし、最後にカラーバリエーションを用意したので、どのロゴもカラーバリエーションに沿って色を変えることができるようにした。
また、同時に、タイプフェイスも4種類を用意したが、どのシェイプも4種類すべてのカラーリングとタイプフェイスを組み合わせることができる。
「単純図形であるリングを45度切り取りキーカラーに。また、12度傾けることにより少しのひねりを表現。シンプルなカタチに少しのアイディアを加えるというコンセプトを表現している。リングの分離は平凡さからの脱却」
このデザインは割と最終選考まで残ったものです。いまでも割と好きなデザインのひとつです。
これは最終形のバリエーションに近いような形で、これもロゴとして目立ちつつ、最終形のプラスもあるので好印象のデザインでした。
このデザインは私以外にはかなり人気で、多数決をとったらこれになるんじゃないかというくらいの勢いでしたが、私としてはちょっといまいち。スペースを多く取るし、どんよりとしたイメージでスマートさに欠けるような気がしたからです。
これなんかも割と面白いデザインではあると思ったのですが、あまり人気が無く候補からすぐに脱落しました。デザインメモには「サークルを分解してSimpleのSへと変形させる途中のイメージ。シンプルな形も意味のあるひとつの文字へと変形するという意味」と書かれていました。
このデザインは私の中では最終形と結構迷ったところでもありました。最終的にはどうしても「プラス」から抜け出せなかったため最終形を選びました。
これが最終形のロゴの一番最初のデザインです。最終形と見比べてみてもらうとわかると思いますが、ここからかなりの変更を加えています。Simpleとismをより際立たせるためにキーカラーに変更したり、プラスの大きさや位置の調整、フォントの調整など細かいバージョンが数多く存在するのです。
ということで、最終的には割と直球勝負ともいえる「プラス」マークの付いたロゴに落ち着きました。微妙に某社のイメージにも通じるところがあるのですが、細かいところではかなり異なっているので、決して「マネ」というわけではありません。
みなさんはどのロゴが一番良いと思われたでしょうか。最終形じゃないのが圧倒的に支持を得たら困ってしまうのですが…(笑)。
あわせて読みたい
このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
コメントを投稿
ログイン
登録
他のサービスIDでログイン
Log in with Facebook Log in with Twitter Log in with Googleログインせずに投稿する場合には名前とメールアドレスを入力してください。
管理者の承認後、コメントが表示されます。