中国に長期滞在してみて

2009.09.26

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ようやく、日本に帰ってきました。9月8日に出発していますから、16日間もの長期滞在をしたことになります。今回はかなり必要に迫られての訪中だったので、朝から晩まで忙しくしていて、少しもゆっくりできるヒマというのはなかったのですが、向こう感じたことを少し書いてみたいと思います。ちなみに写真は出荷を待っている、当社製品たち。しっかりと出荷用の段ボールもデザインをしているのです。

・食事

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以前も書いたと思いますが、こちらの人は本当に中華料理ばかり食べています。町中にはマクドナルドやケンタッキーフライドチキン、少し大きめなところではスターバックスもあるのですが、私たちが行くレストランはいつも中華料理です。「今日は何を食べましょうか」と言ってくれるのですが、その選択肢は「中華料理の中で」という暗黙の前置詞がついているのです。

深圳で多いのが、湖南、四川、広東料理あたりでしょうか。前者の2つは比較的辛い料理だったり、後者はあまり辛くないという区別はあるのですが、私から見るとあまり変わらず、どれも中華料理といった感じです。

私は比較的食事については保守的で、あまり冒険をすることができないので無難な料理を頼むことが多いのですが、蛙だったり、ワニだったりも結構よくあります。それと、香草がダメなのですが、多くの料理にパラパラっと振ってあったりして、油断して食べてしまって「おぇ」っと来てしまうことがあるので、最近は慎重に吟味してから食べます。

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ちなみに、大きなショッピングセンターに行くと上記のような「和民」もあったりします。先月から働いてくれている中国人スタッフと1回だけ行きましたが、やはりなんとなく安心させてくれます。とはいえ、せっかく中国にいるので現地の料理をなるべく食べようと思っているので、日本食は何かがない限りは行きません。

・貧富の差

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私たちが普段付き合っているような工場の幹部や、そのスタッフたちは比較的中流の人ですが、移動していたり、ちょっと裏の方に入ると昔の日本を思わせるような人たちに出会います。上の写真では映画をやっているようなのですが、街角のテレビに群がって見る、というスタイルはかつての日本そのままです。やはりGDPが日本を抜くと騒がれていますが、人口で約10倍(中国の人口は約13億人と言われていますが、実際には登録されていない人口がかなり多くあるようで、「もっといる」というのがこちらの人の口癖です)ですから、1人あたりにすれば10分の1ということになります。

町中を少しだけうろついてみると、貧しい人は本当に貧しく、ショッピングセンターに行けば日本と変わらないくらいの価格のブランド品を買っている人たちが沢山いて、貧富の差が激しいことが見て取れます。

・不法滞在

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9月24日、午後3時に香港を出発する便で帰国するため、午後1時くらいに中国の出国をしようとしたときのことです。中国の出国から香港空港までは約30分くらい車でかかります。普段はすんなりと抜けられるはずの出国審査でなぜか止められました。よく聞いてみると、中国のビザ無しでの滞在は15日までで、私の滞在が16日間なのでオーバーしているということのようです。

今回、元々は19日に帰国する予定だったのを、さまざまな問題があって延期したためにこれほどの長期間になってしまったのですが、15日しか滞在が許されていないのは全然知りませんでした。パスポートのスタンプには特に何も記されておらず、その前に入る香港のスタンプには90日間と書いてあるので、なんとなく同じだと勘違いしていたのです。

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別室に連れて行かれて、何をしてたんだとか、どんな仕事だとか聞かれて最終的に上記のような警告書をもらって今回は許してもらうことになりましたが、中国という国だけにちょっと怖い思いをしました(ちゃんと調べていなかった自分が悪いのですが)。それにしても、いつもは無言でスタンプを押しているので、もしかして英語は喋れないのではないかと思っていたのですが、特に喋る必要がなかったから喋っていなかっただけなんだということがわかりました。

ちなみに、日本のパスポートを持っている人は、世界中のほとんどの国にビザ無しで行くことができます。中国でも、台湾の人は書類だけの簡単なものですが、中国本土の人は簡単には香港にも行けませんし、ましてや日本に行くには大金の保証金と厳密な審査が行なわれます。また、日本以外の他の国もビザが必要な場合が多く、なにかと問題があるような両国間ですが、そういう意味では一番「許されている」国でもあります。

すでに、次回訪中するスケジュールも決まりつつあり、またお世話になる国ですが、だんだんと慣れてきましたし、ほんの少しずつ中国語もわかるところが出てきました。私たちのビジネスは現在においては、中国のパートナー工場がなければ成り立たないわけですから、より良い関係を築いていきたいと思っていますし、できるだけ、現地の状況を確認していかなければ、納期・品質管理がしっかりとできないので、頑張っていかなければなりません。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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