- 10月
- 2024年11月
とうとうやってきました、UP by Jawbone(商標の関係で正式名称はUP by Jawboneですが、便宜上Jawbone UPと記載します)。これまでは開発元であるJawboneより箝口令が敷かれていたので、先日の簡単な表明以外は何も情報を出すことができませんでしたが、アメリカで11月6日より発売され、公式ウェブページも公開されましたので、今後は製品情報としてはどんどん公開していこうと思います。なお、日本での発売自体は決定していますが、価格および発売日については未定であるというところは変わりませんので、お問い合わせのメールやお電話などをたくさんいただいていますが、こちらは決定し次第、ウェブサイトにてご案内しますので、今しばらくお待ちください(メールをいただいても、定型文のような返信になってしまいます…)。
さて、製品情報を出せという声を無視してまずはこのJawbone UPを手に入れるまでの紆余曲折を少し書かせてください。今このエントリーはJawbone UPを右腕に装着しながら書いていますが、ここに至るまでに語るも涙、聞くも涙のストーリーがあったのです(泣くのは私だけですが)。
まだ箝口令も出ている時でしたが、発売が近いということで最終のサンプルをJawboneが手配してくれたのは先週前半(10月31日の週)のことです。海外からの出荷はいつもどこかトラブルのですが、今回も木曜日(11月3日)に入ってくるということでいたのですが、結局通関に手間取り到着したのが金曜日でした。しかし、私は大阪に出張に出ていたので入荷したとの報告は受けていたのですが、製品自体は見ていなかったので速やかに大阪の宿泊ホテルに転送してもらいました。ちょうど、iCUGに参加することになっていたので、ここでみなさんに本邦初公開としたら喜んでもらえると思っていたのです。
しかし、到着したサンプルを見てみると、まずはサイズがSで少しだけ小さく、ただそれは構造上装着できないということではなかったので良いとしても、なんとバッテリー残量がなく、なおかつ充電器が入っていなかったのです。後で詳しく説明しますが、Jawbone UPは4極の3.5mm端子を使用してiPhoneと同期し、製品に同梱されるUSB – 3.5mmメス端子の充電アダプターを使用して充電します。今回、それがサンプルだからか同梱されていなかったということで、せっかくのJawbone UPが「ただのおしゃれなアームバンド」としてiCUGでは大活躍しました(笑)。
最終的に今日ゲットしたので写真を撮りましたが、その充電アダプターはこのようなタイプで、大阪の家電量販店などで買えないか探したのですが、割と特殊なので手に入れることができず、「おしゃれなアームバンド」としての存在が続いていました。
Jawbone UPは最初にiPhoneと接続してセットアップをしないと使用開始できないのですが、なんせ電源が入らないのでそれをクリアできず、画面すら見せることができないという悲しい状況でした。
そうこうすると、Jawboneから充電アダプターも送ったという話がありましたが、月曜日からは中国出張があり、午前中に届かないと間に合わないのですが、結局それも間に合わずに「おしゃれなアームバンド」のまま中国に旅立ちました。そして、今週火曜日(11月9日)には製品版の方が届くということになり、しかもこちらはMサイズがあるということで、ではそれを大至急中国に送って欲しいという要望を出しておきました。しかし、これまた税関でトラブり、ザイオンへの入荷が水曜日(11月10日)になってしまいました。それでも、中国への発送は通常でいくと翌日配達なので金曜日(11月11日)に受け取れるということで出荷をしてもらったのですが…。
なんと、今度は日本の輸出通関で止められたのです。Jawbone UPはあまり一般的な製品ではなく、中身と書類が一致しないと思われることが多いようです。ということで、こちらもめでたく1日遅れることとあいなり、都合金曜日(11月11日)に日本を出ることになったのですが、そしてなんと中国では土曜日(11月12日)に配達をしていないというではありませんか。ここまでの苦労をまったく知らない運送会社の人は、こともなげに「配達は月曜日になります」ということを言ってくるのですが、いやいや、私は日曜日に中国を出て帰国するので、月曜日配達というのは私が帰国した後なのでまったく意味が無いのです。
よくよく調べてみると、飛行機自体は金曜日(11月11日)に到着していて土曜日(11月12日)に中国の税関自体は通過するというので、中国の方でなんとか無理を言って土曜日に取りに行くからなんとかしてくれということにしてもらいました。実は日本からは別便でサンプルを送っており、2つ別々の出荷物になっていました。そして土曜日、お昼くらいに「通関が切れた」という案内と共に取りに行かなくても私たちの中国オフィスに配達してくれるということで喜んでいたら、なんとこれは別便の方で、Jawbone UPの方は中身検査をされているということでした。やはり、中国でも書類と中身が合わないように思われるようです。というか、普段はサンプルのような低価格で小さい小口はここまで調べないのですが…。
なんとかいろいろ頑張ってもらったものの、結局配達は月曜日という最悪の結果に終わり、私の「おしゃれなアームバンド」はそのままに帰国することになってしまったのです。そして、今日、日曜日(11月13日)にしてようやくザイオンで別の製品サンプル(サンプルは何台かあります)に辿り着いたという訳です。結果から見れば、中国に送る必要が無かったのですが、それでも当社スタッフを含めて関係各位に頑張ってもらった結果なので、これは感謝こそすれ文句言う筋合いのモノではありません。
★
という、無駄に長い紆余曲折を書いたので、今日はもう疲れました(笑)。中国からの国際線で帰ってきたばかりですし、明日は朝からミーティングがありますので、続きはまた今度ということで。
ちなみに、Jawbone UPのMサイズは私の手首にはピッタリのサイズでした。
※Jawbone UPはiPhoneアプリ(無料)がないと使用できませんが、現在のところ日本では発売していないためアプリも日本のAppStoreには登録されていません。海外からの並行輸入や、海外での購入は日本の代理店の立場からしてもお勧めできませんし、実際問題使えない可能性が高いです。当然、一切のサポートをすることはできませんのであらかじめご了承ください。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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