2013年4月30日をもって当社7期目が終了し、そして5月1日より8期目が始まりました。7年間という歳月は決して短いものではないものでしたが、振り返ってみればあっと言う間といういつも通りの感覚です。たった3人で、まったく右も左も分からずに始めたトリニティ株式会社はビジネスのスタイルを少しずつ変えつつ、ここまでやってきました。大きなトピックとしては下記のような項目が挙げられます。

・Simplismブランドの立ち上げ

起業当初は海外ブランドの輸入代理店業務を行なっていましたが、時代のスピードに置いていかれない、日本市場にマッチした製品作り、競争力のある価格設定、コントロールのできる納期管理、を実現するために自社ブランドを立ち上げることにしたのがおおよそ2年目です。現在はSimplismブランドの売り上げ構成比率はおおよそ80%ですから、かなりビジネスモデルが変わったともいえます。ちなみに、Blueloungeは起業当時から取り扱いしているブランドで、当時は彼らもたった2人で会社を動かしており、製品もたった3つしかありませんでした。それが今では20名弱ほどいるのではないかと思います（正確な人数は不明）。

・オフィス「ザイオン」開設

最初はオフィスを持たずに身軽で働きやすい自宅勤務でインターネットを使ってコミュニケーションするスタイルを採っていましたが、5人目が入社してきたときにどうしてもどこかで集まる必要があるということで、小さなオフィス「ザイオン」を開設しました。ただし、3年はここでがんばろうということで結構な改装費用をかけてみたものの、すぐにいっぱいになり（汗）、今のザイオンに引っ越したという黒い歴史が残っています。

・Simplismブランドの海外進出

正確にいつだったかは忘れましたが、2009年くらいからSimplismブランドの海外進出を始めています。現在では11ヶ国での展開を行なっています。日本でもある程度のブランド力が付いてきたSimplismブランドを世界に拡げていこうというのは、これからも大きなチャレンジであり、楽しみなことでもあります。

・Jawboneブランド取り扱い

まだMacworld in SFが開催されていた2008年頃に見つけた、素晴らしい技術とデザインが融合したブランドJawboneを獲得できたことは、現在のUP by Jawboneの人気っぷりを見ても、個人的には先見の明があったなと思える重要な出来事です（ちょっと自慢）。

・ブランド絞り込み

選択と集中、というほど偉そうな話ではありませんが、製品も素晴らしく、人としてもしっかりとコミュニケーションをしつつ、そしてロードマップがしっかりとしているブランドに集中し、それ以外のところは残念ながら取り扱いを終了していきました。結果、海外ブランドはたったの3つだけになりましたが、それぞれにはしっかりと集中して展開をしていきます。

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正直、7年目は当社にとって試練とも言える年でした。さまざまな外的要因によるマイナス部分もありつつ、我々に帰する問題もたくさんあり、8年目はこれらを修正しつつ新しい取り組みも始めて、改めて挑戦していくことが必要だと考えています。

すべては当社製品を購入していただいているユーザーの皆様、取り扱いをしていただいている販売店のみなさま、そこに製品を流していただいている流通各社、ブランド各社、中国工場やその他関係者、そして当社スタッフのおかげで成り立つビジネスです。みなさまに感謝しつつ、これから8年目の1年、さらにがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。