- 10月
- 2024年11月
日本のアップルのウェブサイトでもiOS 7の紹介が公開されました。これだけ巨大な組織で、日本にも法人があってたくさんのスタッフがいるのにもかかわらず、サンフランシスコで行なわれているWWDCの基調講演と同時とはいわなくても、翌日くらいには日本語での提供をしても良いのではないかと思うのですが、実際に私たちも海外ブランドを取り扱いしている身からすると、これを実現するにはかなり強い意志とスタッフ間の連携が必要だということがわかっていますので、さもありなんと思うわけです。
さて、iOS 7はかねてから言われていたとおり、Windows Phoneのように完全フラットではないものの、かなり凹凸や光沢感を廃したデザインに仕上がっているようです。全体的にはクリーンで明るく、美しいデザインになっていると思いますが、細いフォントになっているのは小さいところが読みにくいのではないかと心配しています。
気になるのはまだiPad向けのユーザーインターフェースがまったく出てきていないことと、ウェブサイトで紹介されている画像がみんな白いベゼルしかないということです。iOS 7は当然次期iPadシリーズにも搭載されるであろうと予想されるのにもかかわらずiPadに触れていないのはただ単にまだ開発が進んでいないだけなのか、それとも…。iOS 7は「Fall」つまり秋とアナウンスされています。秋と辞書で調べてみると9月から11月までと定義されていますので、ロジカルに考えれば9月以降にこのOSを搭載したデバイスが出てくるということになりますが、iPadシリーズは遅れてくるということも考えられるのかもしれません。
また、ベゼルが白いスクリーンショットばかりが紹介されているのは、今後はすべて白いベゼルになり、背面だけがカラーバリエーションになるのではないかということも考えられますが、単にウェブサイトなどでiOS 7の見栄えが良いだけということもあり得ます。と思って改めてみてみたら、AirDropのところに黒いiPhoneもありましたね(汗)
個人的にものすごく嬉しかった追加機能はAirDropです。これはMac OS Xには実装されていた機能で、MacのWiFiを使ってまったく何の設定もせずに近くにあるMacを検索し認識して、相手にファイルを送ることができるという仕組みです。WiFiといっても、双方が同じWiFIネットワークに繋がっている必要もなく、そこにWiFiネットワークがある必要すらないのです。もうMac同士ならばUSBメモリーも必要ないですし、Bluetoothのややこしいファイル転送設定もする必要がありません。
その素晴らしい機能がiOS 7で実現するのです。
これまで、皆で集合写真を撮るなどしたときにも、誰かのカメラで撮った写真が後でしっかりと共有されるとも限りませんし、かといって何台ものカメラやiPhoneで撮り直すというのもナンセンスです。それが、AirDropがあれば、1台のiPhoneで撮影したらそれを近くのiPhoneユーザー(iOS 7ユーザーに限りますが)に共有することができるわけです。写真は撮る楽しみもありますが、それよりも共有する楽しみも大きいのでこの機能は本当に待っていた機能で、実は先日のAUGM長崎に時にもそういう雑談をしていたところなのです。こういう誰でも簡単に共有させてくれるのがAppleの良いところですね。
私はOSについてはベータ版は使わない主義ですし、NDAにも違反したくないので、iOS 7を今から試したいとは思いません。なので、いろいろ中の情報を出してしまっている人もいるようですが、私はリリース日を楽しみに待つことにしたいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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