ほんの少し前から知人友人にはバレていて、早くリリースしないとネタバレになるということで焦ってリリースしたのが最新のOS X（どうしてもMac OS Xと書きたくなる）MavericksのSafariに対応したプッシュ通知機能に対応したというニュースです。

OS Xにおける「通知」機能はMavericks以前にも存在していましたが、それをさらに機能追加してウェブサイト上で設定をすると、ウェブサイトに新しいページが追加されるとOSの通知機能からメッセージとして表われるようになります。

百聞は一見にしかず、ということで今Mavericksを使用している方はSafariを使ってtrinity.jpを開いてみてください。そうすると、特に何か設定をせずとも下記の画像のようなダイアログが出ます。もちろん、「許可」を押してくださいね。そうすると、自動的に通知が行なわれるようになり、trinity.jpからの通知が自動的に行なわれるようになります。

Safariは一時期はRSS機能が付いていて、サイトの更新情報を受け取って閲覧していくことができたのですが、現在はそれも無くなってしまい、代わりとして用意されたのが（？）このプッシュ通知機能です。Mavericksが発表された際にSafariの機能の一つとしても紹介されました。

RSSと比べてリーダーが必要なかったり、特に何か設定をする必要がなく通知されるようになることや、見に行かなくてもプッシュで通知してくるので、うまく使えばとても良い機能だと思います。反面、あんまり登録すると通知ばかり来て面倒、サイト側が対応してくれないといけないというデメリットがあると思います。

Mavericksが発売開始された際にアメリカではいくつかのウェブサイトが対応したというニュースが出ていて、「ああ、こういう時代になっていくのかな」と思っていて、その後に当社サイトも対応していきたいなと調査を開始しました。しかし、その後少し経っても全然対応サイトが増えていかないのと、当社の方での対応作業も大変でした。

まずはAppleの開発者として登録しなければいけないのですが、それが結構難航する作業でした。正直、一個人のブロガーが自分のサイトをプッシュ通知対応していくのはかなり難しいと思います。だからこそ、なかなか対応するサイトが増えないのでしょう。当のAppleのサイトですら対応していない状況で、今後どうなっていくのか、心配で夜も眠れません。

とはいえ、たぶん日本のサイトでは初の対応ではないかと思いますので、ほんの少しだけ自慢ができる、というのが最大の成果かもしれません（笑）

さて、そんな大変な作業をどうやって実現したのかといえば、当然私がやりましたというわけではなく、信頼できるウェブデベロッパーであり、友人でもあるイラスティックコンサルタンツ社にお願いして実装してもらいました。同社によると、当社の案件で苦労したことを踏まえて、もっと多くのサイトに対応していただくべくプッシュ通知対応サービス「ELASTIC SPN Kit」を販売開始する予定とのことです。この「ELASTIC SPN Kit」は次の三つで構成されています。

・Feed Fetcher（RSSフィードから新着記事を取得します）

・Registration API（ユーザのブラウザ登録をします）

・Notification API（Appleの通知サーバにメッセージ登録をします）

一番大きな特長としてはウェブサイトのシステムで使われているMovableTypeやWordpressのようなCMSプラットフォームを問わないということです。CMS用のプラグインではないので、CMSのバージョンを上げた時に動作しなくなるとか、他のプラグインとの相性といった問題がありません。

なによりも、いますぐに対応サイトを構築し始められるというので、ユーザーに対して登録してもらっていつも最新情報を通知するなどの機能を提供できるということになりますし、最新の機能に対応することで多少自慢になります（笑）

詳しいお問い合わせはイラスティックコンサルタンツ社までどうぞ。

というわけで、まずは当社のサイトの通知を「許可」するところから始めましょう。