- 10月
- 2024年11月
数あるSimplism製品の中でも、特にユニークと言われる製品がいくつかあります。この貼って剥がせるのぞき見防止フィルムは、ニーズとこれまでの問題点を今までにない方法で解決したという意味ではユニークなものの中でもトップレベルだと思います。すでに、他のブログでも取り上げられているので、社内でも人気が高い製品であることがうかがえます。
今回、この製品を紹介するのは、紹介動画ができあがったからです。この手の製品はいくら素敵な写真を撮影しても、なかなか伝わらないのでどうしても動画の力を借りたかったのです。まずは動画を見てもらえると一目瞭然だと思うので、ご覧ください。
・プライバシーは守りたいけれども、ずっとは使い続けられない
この製品の始まりは一言からでした。のぞき見防止フィルム、プライバシーフィルムとも呼ばれますが、周りから画面の内容が見えなくする特殊構造のフィルムはかなり前から存在していました。いわゆるガラケーの頃から存在している製品で、スマートフォンに移行してくるとより画面が大きくなり、写真やLINEなどのやり取りなどパーソナルなデータを見ることが増えてきたため、電車やカフェなどでも自分だけで見たい、周りから見られたくない、というニーズは高まっていました。仕事面においても、メールなどかなり重要なデータのやり取りをすることが増えてきているので、周りに機密情報が漏れてしまっても困ります。
しかし、実際に市場を見回してみると、のぞき見防止フィルムを使い続けている人は非常に少ないのです。でも、話を聞くとみなさんのぞき見防止機能は欲しいという声が出てきます。
では、なぜニーズがあるのにもかかわらず使い続けていないのだろうか、ここになにかヒントがあるのではないかとよくよく話を聞いてみたり、自分たちでも既存の製品を使ってみるとそこに答えが転がっていました。
のぞき見防止フィルムは正面からだけは画面の内容が見えて、上下左右からは見えないように特殊なフィルム構造をしています。これが故に、ルーバーと呼ばれる斜めの筋が見えたり、画面全体としても黒くなったり、製品によっては白くなったりします。それでも、人に覗かれたくないときには威力を発揮するので致し方ないところはあるでしょう。しかし、せっかくiPhoneやスマートフォンが大画面化して、高精細化して綺麗になっているのに、自分一人で見るときにも色が変わったり画質が悪かったり、見にくい状態を続けなければいけなかったのです。逆に、人に見せたいときにも非常に不便でした。
しかし、これまでののぞき見防止フィルムは他のフィルムと同様に一度剥がしてしまうと張り直すのが困難で、結局剥がしたままにしてしまうことが多かったのです。
ここから、見られたくないときにはしっかりとのぞき見防止機能を発揮して、自分一人だったり、逆に見せたいときには普通の画面になることができる状態が作り出せれば良いのではないか、というアイディアに辿り着いたのです。
フィルムの粘着構造を考え直し、全体に粘着をしなくてもしっかりと固定できるようにし、操作性を損なわないように画面には密着させる、この工夫と試作を繰り返してできあがったのが、貼って剥がせるのぞき見防止フィルムです。フィルムに段差を付けるために成形を施しているので、作りのは難しかったのですが最終的に思ったとおりのものに仕上げることができました。使っていないときには付属のシートに貼り付けてバッグなどにしまっておくこともできるようになっています。
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市場が飽和してきている中で、市場のニーズへの供給と問題点の解決が生き残っていくために必要です。この製品はSimplismならではのアイディアで、これまでにはない方法で問題点を解決して市場のニーズに応えた典型的な製品であるといえます。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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