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- 2024年11月
以前に私が将棋をやっていたということを書いたことがあります。関連しそうな記事はコチラです。そして、つい先日には将棋の歴史あるタイトルのひとつである名人が人工知能(AI)を搭載したコンピューターにタイトル戦で敗北するという出来事がありました。正直、かなり厳しいんだろうなと思いつつも、人間の底力というか、どこかコンピューターには分からない鋭いものを見られるかなと思ったのですが、結果としては残念でした。
結構厳しいのは、特に人間らしく失敗してしまったということではなく、普通に戦って特に間違えてもいないのに力負けしてしまっているというところです。基本的にはコンピューターは違えないので、人間側が少しでも間違えたら勝てないと言われていました。しかし、今は間違えなくても勝てなくなってしまっているわけです。
AI囲碁、驚異の進化 最強棋士「弱み見つからず」:日本経済新聞
その将棋界の現役トップが敗れた衝撃の後すぐに、囲碁界にも衝撃が走りました。中国でもランキング1位、世界でもトップと言われる最強棋士が敗れてしまったのです。囲碁の方が圧倒的に選択肢が多いのに、それでも負けてしまい、今回も前述のように特に敗着と呼ばれる間違えがなかったということですから、総合的にコンピューターが上回ったのだと思います。まだ対戦が続くようなので、頑張ってもらいたいなと思いますが、実力的にはさらにディープラーニングと呼ばれる手法で強くなっていきそうです。
さて、それでは、どのゲームだとコンピューターに勝てそうでしょうか。麻雀なんかはどうでしょうか。1対1ではないこと、相当数の選択肢があること、スピードも求められること、運も左右すること、などから最強というところまでたどり着けないのではないかなと思ったりします。
そして、最後にこれらの勝負を楽しむのは人間であって、コンピューターはルールを覚えて勝つことが目的ですが、人間は強くなっていく過程、勝負の相手、試合の規模などで緊張したり、迷ったり、間違えたり、妙手が浮かんだり、と勝負自体を楽しめるのです。だから、勝ち負けで言ったらコンピューターの勝率が圧倒的になってしまうと思いますが、それと囲碁や将棋の楽しさが失われるというのとは別だと思っています。
とりあえず私は、生まれたばかりのゲームを楽しもうと思います。ああでもない、こうでもないと頭をひねり、勝てると思ったのにいつの間にか負けてるとか、そういう楽しさがそこにあるからです。
※写真は本文とは一切関係なく、先日ミラノに行った時にあった「まな板」でNuAns NEO [Reloaded]のTWOTONEっぽいなと思って撮影したものです。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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