新卒内定者300人へのとあるアンケート結果にて、「福利厚生で会社を選ぶ」という回答が「給与」に次いで2位だったというニュースを読みました。

「給与」だって大きな意味では福利厚生ですので、ほとんどの若者が福利厚生のみで就職する会社を選んでいるということですよね!?　これはもう福利厚生を甘く見てはいけない時代が来たなと感じた今日この頃。人事担当がいないトリニティを勝手に代表して、社員の幸福度をアップさせるべく福利厚生について調べてみました。

福利厚生の種類と中身

福利厚生とは『法定福利』と『法定外福利』の2つに大別できます。

まず法定福利とは、労働者とその家族の生活の安定を目的とする社会保障制度に関わるもので、法律上、事業者負担が義務付けられているものです。具体的には、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険などを指します。

これに対して法定外福利とは、義務ではなく企業が独自に社員の定着率やモチベーションUPなどのために実施するものを意味します。

意外にも通勤費や健康診断、育児休業なども法定外に分類されるそうなので、「なんで通勤費が自腹なんだよ」とか「育児休業を求めたらクビになった」とかいうのはわがままということなのでしょうかね…そんな心配がないトリニティで働くことができるのはありがたいことです。

今話題のおもしろ福利厚生

福利厚生といえば大企業といったイメージが強いかもしれませんが、個人的には中小企業の福利厚生のほうがおもしろいし、やる意味があると思っています。

大企業は母体が大きいため予算はふんだんにあるかもしれませんが、万人受けするものが多いので他社との差別化が難しいですよね。でも中小企業なら趣向が似通った人が多かったり、創業経営者の独断と偏見で実施されたりするため、何かに特化したおもしろい制度が誕生し、かつ受け入れられると思います。

そこで今話題のおもしろ福利厚生をいくつかご紹介します。

●面白法人カヤック「サイコロ給制度」

サイコロの出た目x％のお給料が支給されるという博打のような制度。しかもこのサイコロ給ランキングをウェブサイトで公開しています。https://www.kayac.com/team/dice

上は5.8％で下が2.2％（2018年11月現在）と結構な開きが…

●未来興業株式会社「ホウレンソウ禁止制度」

「管理しないほうが人は自分の頭で考えて、よく働くんや」という経営者の理念に基づいて担当者が試作から完成品までひとりで仕上げるという…

自由と言えば聞こえはいいですが、ひとりというのは逆に辛いですよ。それはもう頭と心をすり減らす思いだと想像できます。でもそれが社員一人一人の成長に繋がり、ひいては企業の成長に繋がるという意味深い制度だと思います。

●パタゴニア日本支社「季節労働者制度」

夏は鎌倉でサーフィンをして、冬は北海道でスキーをしながら働ける制度。店舗の過渡期とアウトドアスポーツのシーズンが重なるからこそ、会社も労働者もWinWinの関係になれるアウトドアブランドならではの制度ですね。

●カルビー株式会社「フリーアドレス制度」

座席を決めるのは「ダーツシステム」。オフィスに入ってすぐに設置されている専用のパソコンで、「コミュニケーション席」「ソロ席」「集中席」から今日の自分の働き方に合った条件を選択すると、自動的に席が決まります。この制度が始まってから社内のコミュニケーションが劇的に改善したらしい!?

トリニティの福利厚生は？

では実際にトリニティにある福利厚生をご紹介しましょう。ありがたいことに社員の幸福を常に考えている当社代表ほっしぃによってさまざまな施策が展開されていますので、その一部をご紹介したいと思います。

●社員食堂「トリニータ」でのランチ無料提供

オフィスの一角にあるイタリアンレストランにて無料でランチが食べられます。おいしいパスタを食べすぎて太り気味になるというデメリットが…

●おやつ当番制度

半月で4000円分のおやつを社員全員で分け合います。15日、30日あたりになるとおやつが枯渇してみんなどんよりしてきます。

●住宅手当

公共交通機関を使わずに通勤している人に月2万円の住宅手当が支給されます。ただし遠いけど2万円欲しさに必死で自転車で来るのはダメだそうです。

●改善提案制度

会社をよりよくするための改善提案を一人月にひとつ提出します。最近ランダム制という他の誰かに実行してもらうことができる新制度が導入されましたが、まだ一人もランダム制を使った人はいません…

さいごに

これを調べる前に「定時退社の日」というなんとも平凡な提案をしてしまったことをひどく後悔しています。

今後は自称トリニティ人事部の一人としてメディアでも取り上げられるくらい画期的でトリニティらしい社内制度を提案し続けていきたいと密かに思っています。採用された暁にはまたご報告させていただきます。