- 10月
- 2024年11月
今日はちょうど中国深圳へ出張に行く際に、香港空港を経由して中国本土へ渡るいつものコースを進んでいました。午後からミーティングをしたかったので、早朝便で出発し香港空港にはお昼過ぎに到着しました。香港がここ最近揺れ動いていることは知っていましたが、通常の私のルートでは空港から直接車に乗って中国本土まで行ってしまうので、街中を経由することがないため、その動きを見ることはないかなと思っていました。
香港空港の到着ゲートから出てみると、いつもはだだっ広いところに通路規制がされていて、たくさんの人たちが集まっていました。ほとんどが若者で、特にシュプレヒコールなどをあげるというわけでもなく、静かに座っていました。空港を使う人たち、特に国外に向けてメッセージを発信したいということだったと思いますが、少しだけ話をすると、昨日(8/11)の各地における警察との衝突と警察による暴力は許せないということでした。見せてもらったビラを見ても、たしかに警察に制圧されて怪我をしている人が映し出されていました。
政治的な主張をしたいというわけではないのですが、若者達がこれほど憤って、連帯して、発信していかなければいけないということを、私は日本に住んでいて感じたことはありませんでした。自分のこと、仕事のことにほとんどの時間を割いて、世の中を見回して、何かしら主張をするということはしてきていませんでした。新聞やネットの向こう側にあった世界を目の当たりにしたということによって、考えさせられました。
この後、私が中国本土に渡ってから、もっとたくさんの人が集まり、結果として空港は閉鎖されるという一大事件になったようです。少しだけ会話した若者が無事でいるか、彼らの主張は巨大な国家によってねじ伏せられてしまうのか、とても心配です。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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