休業補償により、店舗休業でも雇用を守り、この危機を残り越えられる

2020.04.19

さまざまな意見があると思いますが、新型コロナにまつわる問題に対して、いろいろな対策が進行しているので、生きていくためにはそれを活用して全力を尽くすしかありません。誰かの文句を言い続けても、特に何か良いことがある訳ではありません。

国も自治体も、できる限りのサポートをやろうとしてくれていると思います。今回はその一例を紹介したいと思います。

当社運営のレストラン「トリニータ」では、来店されるお客さんの安全や従業員・アルバイトの安全を考え、さらに急激に減っている来店者数を鑑みて、緊急事態宣言の終わりである5月6日までの休業を決めました。緊急事態宣言によりなるべく接触する機会を減らすという施策にも協力していくという意味もあります。

営業を続ければ少しは収入になります。完全休業となると売上はゼロになります。しかしながら、雇用継続を前提とした休業補償をサポートしてくれる「雇用調整助成金」というものがあります。これが最終的には決断を促してくれました。

簡単にいえば、休業している間もアルバイトを含む従業員に休業補償、つまり給料を支払えば、90%を助成してくれるというものです。ですから、当社からは100%給料を支払い、後からにはなるものの90%が返ってくるわけですから、実質は10%しか支払っていないことになります。これであれば、かなり損失を防ぐことができます。

また、アルバイトを含むというのが大きなポイントです。アルバイトは過去のシフトから換算して計算しますが、アルバイトにも同様に100%を支給して90%を助成してもらえます。

アルバイトの人たちも生活給としてやっているので、急に休業だから収入がありませんとなれば、他のアルバイトを探さなければいけなくなり、そうするとお店を再開するときに戻ってきてくれなくなります。

なお、1日あたりの上限が8,330円なので、社員の方は全額を賄えるわけではありませんので、ここは少し注意が必要で、損失額は単純に10%というわけではりません。しかし、それでも大半を助成金でまかなうことができますので、とても大きなサポートになります。

トリニータではもうひとつ大きなポイントとして、家賃がないということもあります。自社物件ですので、休業しても人件費が前述のように損失が少なければ、通常は家賃のマイナスが大きいところ、それが無いのです。

変な良い方になってしまいますが、アルバイト、社員共に働かなくても給料が100%支払われるのですから、正直何一つ困ることはありません。ですから、遊びに行かずに自宅待機していることが条件だよとは言い渡してあります。

シェフなど社員の方は、休業の間に再開したときの施策などを考えてもらう期間としてこの時間を有効に活用してもらいたいです。

冒頭にも書きましたが、自分たちでどうしようもできないことを嘆くよりも、いったんは踏ん張り、次のステップへ力をため、何をするか計画していくしかありません。まだまだ終わりが見えていない状況ですが、やれることを全力でやる、が正解だと思って全力を尽くしています。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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