バック・トゥ・キャッシュレス社会?

2020.05.19

いろんな面での自粛生活を、どう過ごすか皆さん工夫されてきたかと思います。我が家は困ったらケーキ作り。その際、ニュース等でも話題になりましたが小麦粉やホットケーキミックスなどとにかく材料がどこも売り切れ。近所の家からも焼き立てのパンの香りがしたり、考えることは同じなのですかね。でも、材料を買うことができなかったら、手作りケーキにありつけないのでしょうか?

歌手のジョン・レジェンドの妻クリッシー・テイゲンは、なかなか手に入れられなかったロメインレタスを、手作りのバナナブレッドと交換して欲しいとTwitterで呼びかけたところ近隣に住んでいるユーチューバーのクリス・クレメンスから反応が。モデルだったクリッシー・テイゲンは料理本も出版していて、フュージョン料理の名手としても名高いので、もはや等価交換と思えないのですが、これに彼女の夫のジョン・レジェンドが入ってきて、バナナブレッドが全部なくなってしまうのは嫌だから、バナナブレッドは半分にしてパイ2切れとワイン1本の条件でトレードすることに。条件を引き上げるほどに欲しいロメインレタスで何を作ろうとしていたかは、わかりませんが、待ち合わせ場所ではソーシャルディスタンシングを保ちながら交換したとのこと。この時のソーシャルディスタンシングの取り方もユーモアがあります。

また、5月10日付けの朝日新聞朝刊では、コロナ禍の影響でフィジーでは物々交換が活発になってきているとの記事が。フィジーの首都スバの女性が、「お金を使わずに、必要なものを交換しよう」とフェイスブックで呼びかけ、参加者は13万人を超え、スマホを雌ヤギに交換した例などが紹介されていました。フィジーは、農村部を中心に物々交換の習慣は現代でも残っているので拡散が早かったとか。

この状況でBC/AD(紀元前/後)になぞらえて、ニューヨークタイムズのコラムニストであるトーマス・フリードマンがBC/AC(ビフォーコロナ/アフターコロナ)という造語をしています。

そのACに、世界が元どおりに戻ることはないといたるところで語られていますが、その暮らしでは、お金を介さない物々交換という、元どおりといえば元どおり、原始的なやり取りが活発になるのかもしれませんね。

このブログを書いたスタッフ

マーケティング

ぽーる

雑誌編集者を経て転身。菓子パン、じゃが芋、ベーコン、ソーセージetc.人生を形作ってきたともいえるものを断ってきて、トリニティ入社を機に断酒。コーヒーもやめてみようかと思っていたが、思った以上にトリニティのコーヒーが美味しく、むしろワンモア・コーヒー。

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