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- 2024年11月
2020年、突如降りかかった新型コロナウイルス感染症という災難は、人々の生活を劇的に変えました。後から振り返れば、これが分岐点だったと思えるような変化をもたらしました。働き方、生き方、人との付き合い方が変わった1年だったと思います。
経済という観点で見れば、日本を代表するエアラインであるJALとANAが業績不振で生き残るのに必死になり、盤石と思われていたJR東・西ですら赤字に沈むほどです。主に、旅行や飲食では緊急事態宣言や自粛要請により、一気に経営難に陥ってしまいました。
私たちのスマートフォンやデジタルライフ関連はそれらの苦境に陥った業界と比べると、比較的軽微な影響で、むしろテレワークが進んだことで関連商材は非常に伸びた部分もあります。それでも、店舗が閉まればどうしても売上は落ちますし、経済が落ち込めば消費活動自体が減ることが想定されます。
2020年末にかけて、PCR検査の陽性者は増え続け、これからさらに深刻な事態になっていきそうな気配の中、2021年を迎えました。特に前述のような飲食や観光関係の業種ではさらに打撃を受ける可能性があり、その結果として失業者も増えてしまい、消費も落ち込み、不景気になるという流れが見えています。
それでも、私はこの流れは夏までに終わると考えています。
実は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっているという印象が強いなか、日本国内においては2019年と比べての超過死亡者数は2020年で減少しています。厚生労働省の人口動態統計によると1月から10月までの集計ながら、2019年の人口動態統計と比較して14,315人のマイナスとなっています。これはすべての死亡者数なので、新型コロナウイルス感染症はこれまでなかったので増えた代わりに、肺炎やインフルエンザが減っていることが考えられます。外出自粛の影響からか交通事故を含む「不慮の死亡」というのも減っています。
ちなみに、インフルエンザの死亡者数は3,575人です。日本国内の新型コロナウィルス感染症の死亡者はクルーズ船を入れて3,585人となった模様です。つまり、ほとんど同じ人数です。
もちろん新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方に対してはとてもお気の毒だと思いますし、ご冥福をお祈りします。ただ、この事実からすると、インフルエンザ以上に怖がる必要性があるのかは議論の余地があるのではないかと思っています。そして、事実としての結果で言えば、日本における死亡者は新型コロナウイルス感染症が流行する前の2019年よりも減っているのです。
日々、陽性者数は増えているので(累計は必ず増えるので見る必要はありません)、2021年初頭はどのような広がりを見せるのかは分かりません。私たちはできる限りの感染防止策に努めるべきでしょう。ただし、過剰に怖がりすぎず、医療や介護の現場を支え、旅行や飲食業界を元に戻していかないと、日本全体の経済が落ち込みすぎてしまうと考えます。特に、一度閉めて撤退した飲食店やホテル・旅館などは、経済が戻ったからといって簡単に戻せるものではありません。
そこで期待しているのが、ワクチンです。
ワクチンについてさまざまな考え方が存在していることは承知していますが、現在公表されている効能と副作用から考えると、積極的に接種すべきだと思います。インフルエンザワクチンの有効性が約30〜60%程度であるとされている中(毎年、型によって変わる)、新型コロナウイルス感染症のワクチンは90%以上のものが多いようです。
そして、日本政府は日本国内を含む世界中からワクチンの供給についての交渉を進め、早ければ2021年2月から医療事業者や高齢者などを優先的に順次無償接種を始めるということです。私たちのような比較的リスクの低い人たちにもおおよそ6月頃には行き渡るのではないかと見られています。ワクチン接種はすべて無料となり、万が一副作用が発症した場合にも国が補償してくれるという制度もできています。
長く書いてしまいましたが、ワクチンが問題なく供給され、ほとんどの国民が接種をすることで、日本国内における新型コロナウイルス感染症の問題は終息していくと私は信じています。特に大きいと感じているのが、現実としての感染防止よりも、人々の心理的要素です。発症しなくても感染する病気というのはとても怖いものです。特効薬というのもまだ存在していない中では、周りの人や職場に迷惑をかけるというプレッシャーが人々を萎縮させています。これが払拭されるだけで、日本の夜は明けると思います。
報道などでも知られているように、今回のワクチンは今までとは違う方法により生成されており、人類は未曾有の危機に対して新たな対抗策を打ち出して戦いに勝つことができる可能性が高く、素晴らしい技術の発展だなと感じています。
2021年夏頃に新型コロナウイルス感染症の終息を見た時、飲食店やホテル、旅行業界などがまた復活の道を歩めるように、できる限り支えていくことが重要だと思います。失業者が増えて、悲しくも自殺者が増えないように、経営者の方々には夏までの我慢と思ってリストラは控えてなんとか生き延びて欲しいと思います。
明けない夜はない、止まない雨はない。と言いますので、必ず明日は来ますし、太陽は光を照らしてくれます。
2021年、前半は引き続き厳しいと思いますが、新しいライフスタイルに対して我々も何ができるのかを考え、我々にしかできないことを続けていきたいと思います。普段、「困難はチャンス」と言い続けていますが、今こそチャレンジをして新しいものを生み出せる2021年していきたいと思っています。
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2021年、私の経営方針としてどんな苦境に陥っても、新型コロナウイルス感染症によるリストラは100%、絶対に行なわないと宣言しておきます。むしろ、積極的にチャレンジをしていきたいと思います。
トンネルの出口に光は見えているのだから、そこまではいくら暗くても前に向かって進み続けることが正解だと信じています。暗い始まりになってしまっている2021年ですが、必ず日本は元気になるので頑張っていきましょう。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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