- 10月
- 2024年11月
ニュースページにも記載の通り、Simplismブランドで販売をしていたHDMI切替機/分配器シリーズのサポートが終了しました。最近はずっと話題にも上がっていなかったものの、Simplismの歴史の中でもロングライフ製品として思い出深いものがあります。
過去のリリースを掘り起こしてみると、2007年と2008年あたりに製品を出していますので、10年以上の月日が経っているということになります。
2007年といえば初代iPhone(日本では発売されなかったモデル)が発表、発売された年ですから、そう考えると相当長い歴史だったなと思います。こんなにもデジタルライフというのもの自体が変わっていくとは当時には想像していませんでした。
トリニティでは創業時からHDMI関連製品の輸入販売代理店を務めており、海外で企画・開発された製品を日本に輸入していました。ただ、世の中がだんだんデジタル規格であるHDMIに対応してきたことで、私たちとしても日本でのニーズに合わせた製品を作りたいということで、自社企画をすることにしました。
「企画」と書いたのは、当初は開発ということはほとんどしておらず、最新の規格に対応することとデザインを少しでも良くすることがミッションだったので、機能を新しく追加・開発するということはしていませんでした。
ここで延々と長く解説記事を書いていますが、実のところは最新規格に準拠しているということが主眼であり、その規格の恩恵でできることを書いているに過ぎません。
ここらへんでデザインについて語っていますが、実際問題としてはメカメカしくなく、シンプルに、脇役なのだから目立たないブラックにしたかったということです。それだけでも結構変わるので、当時はかなり満足していました。
よくよく吟味すると、そこまでずば抜けて何かが新しい、他にできないことができるという製品ではありませんでした。それでも、これまでになかった製品として多くのお店で取扱いをしていただきましたし、かなりの販売台数になることができました。その後も、プロモーションなどは一切していないながらも、ずっと少量ではあるものの売れ続けていました。
最近はテレビにもたくさんのHDMI入力が装備されるようになったので、HDMI切替機としてのニーズはかなり少なくなっていたのではないかと思います。私自身も、かなり前から本機を使わなくなりましたので、デジタルライフの役割としては終わったのかなと思います。
最終的にサポートするにはパーツなどの入手が困難になってしまったということもあり、終了とさせていただきました。長い間、ご愛用いただきありがとうございました。
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過去のブログ記事を辿ってみると、ひとつの製品に対してかなり時間をかけて詳細な紹介をしているなと思いました。今よりも時間があったのでしょうか(笑)
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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