- 11月
- 2024年12月
健康経営に関する取り組みの一環として、2/18(金)に第4回衛生講話を実施しました。衛生講話とは、健康に関するさまざまなテーマについて、従業員向けに行なう研修のことをいいます。今回は「メンタルヘルスケア」をテーマとした衛生講話を産業医の方より実施していただきました。
▼衛生講話の様子
衛生講話の主な内容
- テレワーク実施率の上昇
- 従業員のメンタル不調が増加
- 早期発見しケアすることが大切
- うつ病は脳の病気
- さまざまな原因
- 社会的再適応評価尺度
- 生活習慣病とうつ病
- うつ病の治療目標と治療方法
「社会的再適応評価尺度」でストレス度合いを測る
私が特に印象的だったのは「社会的再適応評価尺度」です。「社会的再適応評価尺度(Social Readjustment Rating Score:SRRS)」は「結婚」をストレス度50、「配偶者の死」をストレス度100としたときに、生活する上で遭遇するできごとやライフイベントにストレス度を設定したものです。この尺度を使うことで、1年間のストレス度合いを計算することができます。
うつ病やメンタル不調というと、職場での人間関係のトラブルや離婚、死別といったネガティブなできごとを想像してしまいますが、結婚や昇進といった一見幸せそうなできごとも、新たな環境に適応するという意味でストレスとなり、何かしらの健康障害を引き起こすことがあるそうです。
ストレス度の1年間の合計点が300点以上になると、翌年に深刻な健康障害が起こる確率が80%を超えるとされています。「クリスマス」はストレス度12というのも「社会的再適応評価尺度」で設定されています。プレゼントを考えたり、ケーキを作りながら徹夜で帽子を編んだりしたことも楽しい思い出ですが、パーティーを終えた夜は翌日の昼くらいまで爆睡したなぁと思うと、納得感があります。
1年間の合計点から翌年深刻な健康障害の起こる確率
- 150点以内:30%超
- 150〜300点:50%超
- 300点以上:80%以上
「気晴らしの変化」なんてよくあることですが、だから、三日坊主に終わってしまうのかもしれませんね。
▼関東ITソフトウェア健康保険組合 メンタルヘルスケア動画研修
衛生講話に先立ち、加盟している関東ITソフトウェア健康保険組合からもメンタルヘルスに関する動画が届いたので全員で視聴しました。
受講スケジュールと研修内容
- 2021/12/06 週 セルフケア① 自分自身のストレスに気づく
- 2021/12/13 週 セルフケア② ストレスの要因を見つけ、早めに対処する
- 2021/12/20 週 セルフケア③ 一人で抱え込まずに早めに相談する
- 2022/01/11 週 ラインケア① 日ごろの部下の様子をみる
- 2022/01/17 週 ラインケア② 部下の気持ちをきく
- 2022/01/24 週 ラインケア③ 部下を専門家につなぐ
「セルフケア」や「ラインケア」「自己保健義務」や「安全配慮義務」といった言葉は聞いたことがなかったので、より体系的にメンタルヘルスケアについて理解することができました。言葉の意味はそれぞれ下記のとおりです。
- セルフケア:自分で自分のケアをする
- ラインケア:管理職が従業員のケア、サポートする
- 自己保健義務:自分自身の心身の健康を守る義務
- 安全配慮義務:従業員の心身の健康を守る義務
ざっくり言うと、自己保健義務を果たすべくセルフケアを実施し、安全配慮義務を果たすためにラインケアを実施するということになります。トリニティの場合は、役員が各チームのマネージャーを兼務しており、目が行き届かないこともあるかもしれないので、管理職だけでなく全員でラインケアの動画も見ました。
メンタルヘルスは人それぞれ、考え方や思考が異なるので、セルフケアもラインケアもなかなか難しいなぁと感じています。セルフケアの観点から自分バージョンの「社会的再適応評価尺度」を作ってみるのもいいかもしれません。
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このブログを書いたスタッフ
経営企画
あさすけ
とてつもない悩み性であったが、この会社に入ってから「死なない! 大丈夫!」が合い言葉に。日々、色々な人に助けられながら元気に働いている。透き通った歌声の、トリニティの看板娘。
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