- 10月
- 2024年11月
健康経営に関する取り組みの一環として、8/19(金)に第10回衛生講話を実施しました。衛生講話とは、健康に関するさまざまなテーマについて、従業員向けに行なう研修のことをいいます。今回は「出産・妊娠・不妊」というテーマで産業医の方よりお話しいただきました。
衛生講話の様子
▼衛生講話の主な内容
- 年齢別妊娠率(自然妊娠)
- 受精・着床・妊娠
- 不妊の定義
- 不妊の原因(男女別)
- 不妊の原因が女性と男性とでだいたい半々くらいの割合
- 女性側の不妊原因
- 男性側の不妊原因
- 不妊治療はステップアップ治療
- 体外受精は敷居が高い?
- 体外受精
- 人工授精
- 卵子(未受精卵)凍結って?
- まとめ
- 妊娠出産のタイミングは年齢やキャリアアップなどを考えるととても難しい。
- 妊娠・出産を経て職場復帰する割合は増えてきている。
- でも、子どもを産まなきゃいけないことはない!
▼多様な生き方やキャリア形成ができるようになってきた時代とは裏腹に、私たち女性の体は確実に元気な卵子を作れなくなる。
今回の「出産・妊娠・不妊」の衛生講話は、女性側の事情も男性側の事情も含まれているわかりやすい内容で、働く女性の悩みという副題もあり、女性の年齢とキャリアにも重きが置かれていました。
私個人としては、正直出産を考えていない、さらに、考えられない年齢になってきたと感じています。それもあって、衛生講話の最後の資料にあった「でも、子どもを産まなきゃいけないことはない!」という言葉に、少しホッとした気持ちになりました。一方、以前から耳には入っていた卵子凍結や体外受精がほんの少し身近というか、現実的な選択肢に思えるようにもなりました。衛生講話後の打ち合わせでも、産業医の方からこんな話を聞きました。
「たとえば、女性が45歳になって、仕事も落ち着いてきたから子どもが欲しいと思っても、年齢的に、体はもう元気な卵子を作れないかもしれない。だから、妊娠がどうしても難しくなる。子どもが欲しいと思ったころには手遅れという状態になってしまう前に、妊娠や出産について考える機会を作って欲しい。」
確かに、加齢や老化はどうしても避けられないなと、心にぐっさり刺さりました。出産を考えていないとはいえ、心のどこかでは寿命も長くなっているし、妊娠可能年齢も多少伸びるのではないかなと考えていたからだと思います。どんなに寿命が長くなっても、生活習慣の変容やサプリメントの普及などで、昔の同年齢の方よりも若い状態を保てるようになったとしても、年齢とともに体が作り出せる卵子の量も質もどんどん低下してしまうのは避けられないとのことです。
みな平等に年齢を重ねるので、「人間は誰しも必ず不妊になる」ことは避けられません。それもあって、不妊治療には上限年齢が設けられているとのことでした。ただ、不思議なことに、年齢が上がっても、ドナーから元気な卵子を提供してもらえれば、高齢でも出産した例が報告されているそうです。あくまで、元気な卵子は加齢とともに減ってしまうということを心に留めておいてほしいという話でした。
▼不妊治療の敷居は高くない。妊娠・出産を考える機会をつくってみては。
もし、子どもが欲しいのに1年以上妊娠できないとしたら、パートナーと一緒に、一度病院で診てもらった方が良いそうです。女性の場合はたとえば、卵管が詰まっていたら自然妊娠は難しいですし、男性もまた同じです。時間が経つにつれて、年齢を重ねるにつれて卵子の質と量が低下することは確実なので、子どもが欲しい人はなおさら早く受診すべきです。
不妊治療は仕事との両立がかなり大変というのもよく耳にします。しかし、何よりも「年齢は待ってくれない」というのが働く女性の避けることのできない悩みなのかもしれません。
私は前述のとおり、子どもはもう産まないかなと思って、深く考えたこともありませんでしたし、健康経営の施策を考える上で女性のキャリアの面でしか妊娠・出産を考えたことがありませんでした。今回の衛生講話を聞いて、改めて、自身の子どもを残したいかどうかという観点からも考えるきっかけになりました。このブログを読んでくださった方も、ご自身のキャリアや妊娠・出産について考えるきっかけになればと思います。
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このブログを書いたスタッフ
経営企画
あさすけ
とてつもない悩み性であったが、この会社に入ってから「死なない! 大丈夫!」が合い言葉に。日々、色々な人に助けられながら元気に働いている。透き通った歌声の、トリニティの看板娘。
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