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2023.08.21
みなさんこんにちは、企画開発のKankanです。
6月にXperia 1 Vが発売されました。
トリニティに入社して最初に担当したのがXperia Z2のアクセサリーでしたが、今回のXperia 1 Vは本当に良くできていると思ってます。
何より各所のディテールに、これぞSONYと思える要素がたくさん入ってます。デザインでいえば、本当に綺麗にまとまっていて、自分がAndroidを使っていたら購入していたと思います。
そんなXperia 1 Vですが、Xperia 1 IVと大きくディテールが変わったところがあります。それはカメラ周りの形状です。
最近のXperiaはカメラは、1枚の縦長のガラスの下に複数のレンズがレイアウトされていました。
今回のXperiaはカメラユニットが飛び出してるのは同じですが、1枚のガラスではなく、1つずつのレンズが独立したデザインになっています。
またカメラユニットも…
画像のように0.5mm厚くなっています。
そしてこの厚みの増加は、私にとっては非常に頭を抱える問題でした…。
▼[Turtle]の「ウルトラファインアクリル」
Simplismのケースは、iPhoneやXperiaなどすべて端末のカメラより厚みを持たせて、机に置いたときなどに直接カメラがぶつからないように守る設計をしています。
そして、Simplismの売れ筋である[Turtle]の最大の特徴である表面硬度5Hの「ウルトラファインアクリル」ですが、実は厚み1.5mmがベースになっています。
Xperia 1 IVはカメラの飛び出しが1.2mm程度だったので問題なかったのですが、Xperia 1 Vはカメラが飛び出した分、ほぼほぼ同じ厚みになってしまい、これだとカメラを守ることができません。
また、iPhoneのようにカメラが端末の端にレイアウトされていれば、L字構造にできるのですが、Xperiaのカメラの位置が絶妙な位置にあるので、L字構造もしっくりきません。
iPhoneの[Turtle]の構造に関してはこの辺りのブログにて紹介しています。
そこで厚い5Hのウルトラファインアクリルを探しました…!!
通常のアクリルはだいたい2H〜3Hほどなんですが、ウルトラファインアクリルは表面硬度を上げるために特殊な加工をしている素材で、アクリルと違ってそこまで豊富なバリエーションがありません。なので必死に探し続けて見つけました…!!
厚み1.8mmであれば、しっかりと飛び出したカメラも保護できる厚みになりました。これで見た目もシンプルでスッキリとした[Turtle]を作ることができました。
前モデルのXperia 1 IVの[Turtle]や他の[Turtle]と同じに見えて、実は端末一つひとつ違う設計をしています。
ちなみにXperia 1 Vのシャッターボタンは、本体側が画像のようなテクスチャーが入ったボタンになっているので、ケースの方も今回は同じテクスチャーを入れました。
これにより、ケースを使っていても触覚でシャッターボタンと認識できるようになります!
いかがでしょうか? 設計へのこだわりを少しでも感じてもらえたら嬉しいと思います。
それでは! ビバ! Xperiaライフを!!
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このブログを書いたスタッフ
開発
カンカン
デザイン事務所でプロダクトデザインをしていたが、主にスタイリング中心だったため、企画の立案からデザイン、生産販売まで「モノとコト」のすべてに関わりたくトリニティに入社。企画開発チーム所属だが、自分の名刺だけ"商品企画開発デザイン"と、"デザイン"が追加されているのは内緒です。
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