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長年の相棒グローブトロッター創立100周年記念モデル「RAF100(英国王立空軍モデル)」を手に入れた

2019.02.16

みなさんは「グローブ・トロッター (Globe -Trotter) 」というブランドをご存じでしょうか。名前を知らなくても、そのデザイン「COLLECTIONS | Globe-Trotter」を見れば、思い出す方が多いのではないでしょうか。その特徴的なデザインは、ブランドアイデンティティとして強力に人々の目を惹くものです。

昨年7月、何気なく眺めていた雑誌に出ていた広告に目を奪われました。冒頭のビジュアルはまさに、その広告に使われていたものです。これまでのイメージは上記のような「バルカンファイバー」でしたが、今回はアルミニウムなのです。正確に言うと、バルカンファイバーの上にアルミニウムを貼付けているのです。

グローブ・トロッターのトラベルケースは、1850年代にイギリスで発明された「ヴァルカン・ファイバー」という、特殊紙を何層にも重ねてコーティングした素材で作られています。

アルミよりも軽く、革よりも丈夫。

そして、このモデルはグローブトロッター100周年記念モデルだということで、外装のみならず、仕様などもまったく異なるものだと知りました。しかも、限定モデルだということで、これはこれからの長年の相棒にふさわしいのではないかと感じました。以前に「10年来の相棒と全国各地へ」という記事を書いていて、その次が今だに見つからないとしていましたが、今回は「その次」なのではないかと思ったのです。

実は、このグローブトロッターのトロリーケースを過去に購入したことがありつつも、いくつかの理由で使っていませんでした。今回のモデル(RAF100)ではその懸念点が払拭されているのか、そこが一番気になるところで銀座にあるグローブトロッターの店舗に行ってみることにしました。結果からいうと、過去に問題となっていた懸念がすべて解消されているということが分かったため、その場で予約をしました。

 
数量限定で、完売したら2度と同モデルは再販売されないということを聞いたのと、日本に入ってくる数量はおおよそ100台くらいということだったので、かなり狭き門だということもあり、その場で購入を決めたのです。実際には去年(2018年)の7月のことで、配達されたのが今日(2019年2月16日)だったので、半年以上待ったということになります(元々、2019年2月に入荷と言われていました)。

半年以上の時を経て、私の手元にやってきたグローブトロッターTHE ROYAL AIR FORCE 100TH ANNIVERSARY COLLECTION(RAF100)です。広告で見ていたイメージとまったくそのままの印象で、ため息が出るほど美しいフォルムと質感です。英国王立空軍のシンボルが主張しすぎず、それでもしっかりと輝いています。

これまで所有していたトロリーケースは持ち手がプラスチック製でしたが、今回のRAF100モデルはウッドになっています。この質感はどこかNuAnsシリーズのダークウッドにも通じるものがあります。手で握って感じる、ナチュラルな質感がとても心地よいです。

内側も通常とは異なって、空軍のイメージを彷彿させるカーキ色のキルティング加工が施されています。内側にもROYAL AIR FORCEのマークが派手さはないものの、しっかりと存在感を醸し出しています。

ロックはアメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認可されたTSAロックになっています。がしかし、このトロリーケースを預けてしまうということは無いと思います。そして、そのキーも付属のベルトも、細部にわたる部分すべてが格好良いと感じてしまいます。

ちなみに、冒頭の方で書いた、懸念点のひとつがこの開閉部分です。別途所有しているモデルは、蓋を開けたところでロックすることがないので、荷物をしまおうとすると閉じてきてしまうという大きな欠点がありました。かといって、180度全開にさせてくれない構造だったので、非常に使い勝手が悪かったのです。

RAF100モデルはしっかりとロック機構になっているので、蓋を開けたらその位置をキープしてくれます。言ってしまえば当たり前のようにも思いますが、今回のモデルの特長のひとつです。

また、縦開きになっているのもひとつ面白いところです。これは開ける際に倒さなくてもそのまま開けることができるので、蓋側にあるポケットに何かしらを入れておいたものをすぐに取り出せるようになっています。

さらに、もうひとつの懸念点がこの車輪でした。これまでのモデルは車輪が両端に位置していなかったため、どうしても荒れた道だと左右にがたついてしまい、引っ張っていくのに不安定になってしまっていました。これは、グローブトロッターのアイデンティティのひとつが、すべてのコーナーに配置されたレザーのガードだったため、端に車輪を配置することできなかったものと思われます。

それが、今回は新しい構造で、アイデンティティを保ちつつ、車輪を端に位置することに成功しているため、まだ使い込んだわけではないものの、構造的にはこれまでのモデルとは段違いに安定することでしょう。

このように、これまでにない素材(バルカンファイバーの上にアルミニウムを貼付けている)、王立空軍とのコラボレーションによるシンボル、これまでの使い勝手の悪かったところを改良した機能性、さらには量産されていないという希少価値、などなど本当に手に入れて満足している製品です。

これまで使っていたキャリングケースも10年使い続けてきましたが、このRAF100も10年は使い続けたいと思っています。ちなみに、グローブトロッターは10年保証なので、壊れても修理して使い続けることができます。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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