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これまでになかったラインナップ「Mac Studio」を手に入れて、最高峰の環境で仕事をする。

2022.03.13

みなさん、2022年3月9日未明に行なわれた新製品発表イベントはご覧になりましたか? まだの方は下記のリンクから視聴することができます。約1時間ほどでそこまで長くもありませんし、発表の仕方も洗練されていて格好良いので、見たことがない方は是非とも見てみてください。

主役はMac Studioだった。

さて、発表された製品の中から振り返ると、やはり目玉としてはMac StudioとStudio Displayだったと思います。もちろん、当社のビジネスにおいてはiPhone SE(第3世代)が最重要製品でしたが、Appleファンからするとマイナーチェンジ感は否めないので、ここはこれまでなかったラインナップであるMac StudioがAppleにとっても1番発表したかったものだったと思います。新しいStudio Displayも面白いのですが、こちらは以前にも同じ名前でディスプレイとしては存在していましたので、主役はMac Studioで間違いありません。

Appleのイベント – 2022年3月 – Apple(日本)」より

デスクトップタイプのMacでは、これまではMac miniとMac Proという2つのラインナップが存在していました。Mac miniはM1チップを積んで低価格ながらパフォーマンスも良く、これからも人気の機種であり続けると思います。

一方、Mac ProはまだIntel CPUを積んだタイプのみで、今回のイベントでも「Mac Proはまたの機会に」ということで言及されていたので、Appleシリコン搭載モデルとしては最後の登場になるようです。普通に考えると、2020年に開催された開発者向けイベントWWDCの基調講演でAppleシリコンの発表が行なわれ、約2年間で移行していくと の説明があったので、今年のWWDCでMac Proを発表して予定通り2年での移行を終えるのではないでしょうか。

こんな感じで、ディスプレイスタンドの下に入ると良いなと思っています。

その前に、Mac Studioという新しいラインナップが登場しました。Mac miniとMac Proの中間に位置するスペックとして、MacBook Proに搭載されたM1 Maxと、M1 Ultraという新しい仕組みが発表されました。

大きくした次は、繋ぎ合わせる。

AppleオリジナルのSoCをリリースしてから、大きくしていって性能を上げてきたのがM1 ProやM1 Maxでした。今回のM1 UltraはM1 Maxを繋ぎ合わせるという技に出てきました。単純に性能は2倍となるようなので、凄いことですね。次はさらにM1 Ultraを2枚繋げて4倍にしていくことを想像してしまいます(笑) SuperがなくてUltraと来てしまったので、その上が思いつかないですが、英語的にはHyperとかはどういう扱いになるんですかね。

Mac Studio – Apple(日本)」より
Apple、パーソナルコンピュータ向けとして世界で最もパワフルなチップのM1 Ultraを発表 – Apple (日本)」より

ちなみに、予告されるMac Proが6月なり今年のどこかに発表・発売されたとしても、上記のようにMac Studioよりもさらに倍のスピードだったとしても、性能だけではMac Proは買わないと宣言しておきます。性能だけなら、ですが(汗)

最後のIntel MacであるMac Proと入れ替え。

何度か紹介していますが、私は仕事のスピードを上げるための投資であれば、多少の金額は払っても良いと思っています。私のこれまでの最高スペックマシンはMac Proでした。2020年5月くらいに手に入れているので、もうすぐ2年になります。

Mac Studio – Apple(日本)」より

今回、M1 Ultraを搭載したMac Studioはこれまで最高峰だったMac Proからしても、圧倒的な能力差があります。実際のところ、M1 Maxを搭載したMacBook ProがすでにMac Proを抜いてしまっていたので、さらにダントツに性能差がついてしまったということになります。

本当はコンピューターの耐用年数は4年なのですが、現在のテクノロジーを考えると4年というのは長すぎるのと、多少のマイナーチェンジではなく、圧倒的に性能差があるということもあって、今回はMac Studioに乗り換えることにしました。

ただ、これまでと違うのは、初めて下取りプログラムを利用することにしたことです。Mac Proはサイズも大きく、残しておいても他に使う人がいません。当社では私以外は全員ラップトップ(主にMacBook Pro)でミーティングルームへの移動や外出先でも使えることが前提になっています。3Dモデリングだったり、大きなグラフィックデータを使用してマシンスペックが必要な開発やマーケティングのメンバーにはMacBook Pro M1 Pro/Maxをすでに使ってもらっているので、残念ながらMac Proが活躍する場がないのです。

かといって、自分達で処分するのは大変なのでAppleに引き取ってもらうことにしました。2年前の最高峰モデルではあったものの、購入時約70万円だったMac Proの下取り価格は18万6,000円でしたので7割ほど下がってしまいました。ただ、2年間頑張ってくれて快適な環境を提供してくれたので感謝しています。

Mac Proにできなくて、Mac Studioにできること。

実は、スピードはどれくらい体感があるかはわかりません。私の使い方であれば、すでに行き着いている可能性はあります。たとえば、アプリケーションの起動も0.1秒で起動していたのが、0.05秒になるかもしれませんが、ほとんど体感としては分からないことでしょう。宝の持ち腐れになるという指摘については反論できません。

それでも、たったひとつだけ。できなかったことができるようになることがあります。

それが、空間オーディオの再生です。Mac ProのIntel CPUではHomePods(2台なので)を使用して空間オーディオを再生することができなかったのです。Mac Studioが来ることでAppleシリコンに統一され、メインマシンで空間オーディオを楽しめるようになるのです。

サイズとしては、こんな感じで配置される予定です。

というわけで、Mac Studioがやってくるのが楽しみです。ただ、Mac Proの時と同じように、スペックをカスタマイズしてしまったからか、配達されるのは4月末になるようです。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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