- 10月
- 2024年11月
コロナウイルス(COVID-19と呼称するよりも、冒頭で同義だと示して、コロナウイルスとした方が読みやすいので、その方針にします)の影響が段々と中国だけでなく日本自身にも及んできました。
安倍首相はコロナウイルスの影響を抑えるために、全国の小中高の学校に対して休校を要請しました。
この施策の良し悪しについては、政治的なこともありますし、なかなかジャッジもし辛いということもありますので、ここでは語らないようにします。本記事では、この施策が当社にとってどのような影響を与えるか、そしてその対策について書きたいと思います。
本施策について、たったひとつだけ苦言を呈するならば、発表から実施日までの期間が短いことです。当社スタッフの家族でも、小中高の対応がすぐに決まらないということで、実際には昨日(2/28)の午後くらいに連絡網が回って来たりしていました。
緊急事態で、一刻も早く実行に移す必要があったという事は理解しますが、準備がなかなか間に合わないので、当社の対応もトライアルというカタチになりました。
- 対象の子供がいるか
- リモートワークできる環境か
- リモートワークを希望するか
まずはこの3点を至急社内スタッフに確認しました。また、近日中には通勤しているスタッフについても順次対応していきたいと考えていますので同時にヒアリングをしました。当社は会社のそばに住んでいると住宅手当(2万円/月)が支給されるということもあって、半数以上が交通機関を使用せずに出勤しています。通勤しているスタッフについては、その経路で感染の可能性もあるということで、リモートワークを推奨していくことにします。
ただ、まずは緊急という意味では週明けには学校が休校になってしまって、子供が家にいる状態になる社員が最優先としました。
リモートワークできる環境とは
まずは、自宅のネットワーク環境および仕事をする場所があるかというところです。いったんはルールも整備していないので、ネットワークは仕事で使おうが料金が増えることはないということだったので、この点については家庭のネットワークを使わせてもらうような形になります。長期に渡る場合には、光熱費などの費用負担をどうするかということを考えていかなければいけません。
当社では、すべての社員にMacBook(AirやPro)が貸与され、社内ではディスプレイ・キーボード・マウスに接続して使用しています。これを持ち帰ればリモートワークをすることが可能です。ただ、長期的には作業効率を考えるとディスプレイなどの用意が必要になる可能性があります。
また、ほとんどの作業がクラウドを利用しているので、ザイオン(当社オフィス)にいる必要性はMacBookを使う作業だけにおいてはありません。実際に私も出張に出ることがたくさんありますが、その点で困ることはありません。基本はGoogleのG Suiteで仕事をこなしますし、短期のコミュニケーションはSkype、情報共有はPodioで、その他のツールもデータもクラウド上にあります。
また、社員全員にNuAns NEO [Reloaded]が用意され、クラウドPBXサービスにより外線を受けたり、内線電話としても使用することができるようになっています。
最大のネックは仕事環境というよりも子供
広義ではどちらも環境ではあると思いますが、前述のようにテクニカルにはリモートで仕事をすることに大きな問題はありません。しかし、子供が家にいる状態で、仕事に集中してこなしていくことができるかというのが大きな懸念点です。
これは年齢や性別、家庭環境によるので一概に言えませんが、子供がいては自宅では仕事ができないというスタッフもいました。しかし、急に面倒を見なければいけないということであれば、誰かが面倒を見なければいけないわけで、その場合には有給休暇とするしかないかもしれません。
このことによる有給休暇取得はまったく問題ありませんし、そのこと自体による評価への影響はまったくありません。ただ、現時点ではルールも決まっていないため、仕事をしないけれども有休休暇を使わずに有休とするというのは公平性の問題もあり、決めることができません。
この点は国の施策に対応するので、何かしらの対策を早めに決定して欲しいところです。
仕事の管理をどうするか
仕事ができるということになった場合でも、子供の面倒を見る必要があるのには変わらないため、出社した時のように9時20分からお昼まで、お昼休憩を1時間入れて午後6時20分まで作業に没頭するということは難しいと思います。
そのため、仕事の達成する目標を決め、どのような時間の使い方をしても良いので、結果としてやりきれば良いということにしました。そもそもで考えれば、リモートワークであろうとなかろうと、そのような仕事の仕方が正しいとも言えます。ただ、細かいことまですべて書いていくこともできませんので、今回は大きめの目標のみで進めることにしました。
本来であれば、就業規則に決めておく必要があることもあるのですが、緊急の対応としてまずはやってみようということにしました。そこからやりやすい、やりにくい、管理の煩雑さ、公平性などを見ながらルールを決めていきたいと思っています。
【リモートワーク関連情報】
新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)|厚生労働省
臨時休校支援 「ワタミの宅食」小中高生対象に商品無料でお弁当お届けを決定|ワタミ株式会社のプレスリリース
新型コロナウイルスによる臨時休校でお困りの子育て世帯をサポートする緊急サービスまとめ|kidsweekendブログ
(小中高生向け)3月に無償で活用できるオンライン学習サービス一覧 — Future Edu Tokyo
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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