- 10月
- 2024年11月
健康経営に関する取り組みの一環として、12/16(金)に第14回衛生講話を実施しました。衛生講話とは、健康に関するさまざまなテーマについて、従業員向けに行なう研修のことをいいます。今回は「アブセンティーズムとプレゼンティーズム」というテーマで産業医の方よりお話しいただきました。
衛生講話の様子
▼衛生講話の主な内容
アブセンティーズムとは
何らかの心身の健康問題による欠勤・遅刻・早退・休職など業務が行なえない状態のことです。
例えば、がん治療のため仕事を休業する・ケガのため仕事を休む・病気の治療のため休業する・メンタル不調のため仕事を休むなどがアブセンティーズムにあたります。
プレゼンティーズムとは
何らかの心身の健康問題を抱えながら出勤し、パフォーマンスを発揮できないまま働いている状態のことを言います。
例えば、花粉症・睡眠不足・二日酔い・病気・ケガ・生理痛・メンタルヘルスの不調などで生産性が低下している状態です。
プレゼンティーズムに陥る原因
- 人間関係の悩み
- 生活習慣の乱れ
- 健康に対する意識の低さ
- 自覚症状があるのに放置している など
明らかに病院に行って薬を処方してもらわなければならないのに頑なに行かない人もいます。
アブセンティーズムとプレゼンティーズムはどちらが損失が大きい?
プレゼンティーズムによる損失の方が数倍以上大きいとされています。勤務している社員が十分に力を発揮できるように、健康状態や職場環境を整えることが会社の業績に大きく影響します。
プレゼンティーズムの問題
- 健康関連総コスト
- プレゼンティーズム 67%
- アブセンティーズム 3%
- 医療費 24%
- その他(傷病手当 / 労災給付金など) 6%
プレゼンティーズムがある場合の損失は、1人あたり年間30万円となり、従業員数が多ければ損失額もそれだけ膨大になります。
健康管理プログラムなどの組織としての実施
疾患のあるなしは置いておいて、持っているスキルと発揮度合いを把握できるようにコミュニケーションを取ることが大切です。「自分自身の健康問題について気軽に話せる同僚や上司、部下がいる」と答えた人は、メンタル面の不調が少ないというデータもあります。
- 短期的なサイクルで健康管理を推進した方が良い。
- 年に1回の健康診断だけでは足りない。
- 社員が気軽に健康相談できる場を社内に作る。
- 日常的に健康相談ができる場所を用意することも重要。
- 定期的な「1ON1」を実施する。
- 注意点:上司が自分のことだけを話して面談が終わってしまうこともよく聞きます。
相手の話を引き出すために少し話すなどは良い作戦だと思う。
- 注意点:上司が自分のことだけを話して面談が終わってしまうこともよく聞きます。
- 周囲に相談できる環境があるだけで、心身の不調が軽減できる。
健康経営の取り組みを始めてから「アブセンティーズムとプレゼンティーズム」という言葉を知りましたが、それぞれの意味を聞いてみれば、これまで働いてきた中で経験したことのある、また遭遇したことのある状態と感じました。かくいう私も、薬を飲みながらだましだまし働いていることもままありますし、くしゃみが出たり、熱が出たりとわかりやすい症状もないものなので、自分も周囲も気づきづらいかもしれません。まずは「アブセンティーズムとプレゼンティーズム」があるんだということを会社全体で知ることがはじめの一歩かもしれません。
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このブログを書いたスタッフ
経営企画
あさすけ
とてつもない悩み性であったが、この会社に入ってから「死なない! 大丈夫!」が合い言葉に。日々、色々な人に助けられながら元気に働いている。透き通った歌声の、トリニティの看板娘。
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