- 10月
- 2024年11月
すでにいくつかのメディアでも報道されているようですが、Appleの次期Mac OS Xである”Leopard”(レパード)の発売が10月まで延期されると発表されました。
理由としてはiPhoneに開発リソースが多く必要で、そのためにMac OS Xチームの人員が割かれているためで、Leopardをリリースしたとしてもメンテナンスをしっかりと行なうことができない可能性があるということのようです。6月に開催されるWWDC(世界開発者会議)にてベータ版の配布を行ない、10月のリリースに変更したということです。
iPhoneもApple TVも内部ではMac OS XをベースとしたOSが使われているので、Mac OS Xの新バージョンと3つのラインを同時進行するのは難しかったようです。Apple TVの出荷が遅れたのも、そこに原因があったのかもしれません。iPhoneはおそらくCingular (AT&T) (アメリカの携帯会社でiPhoneのキャリア)との契約でどうしても6月に出さなければいけないのかもしれません。
リリース文は「人生には時々、取捨選択を迫られるときがあります。私たちはこの道が正しいと確信しています」と締めくくられています。確かに、Apple ComputerからAppleになり、iPhoneは新しい分野への挑戦の第一歩で、ここで遅れを出しては今後のプランにも影響してくるとの判断なのでしょう。
我々Macユーザーにとっては良くない結果ではありますが、より良いものができてくることを期待して10月まで待つしかありません。
ところで、こうなると先日Mac Proが出てきたのもうなずける話です。そして、Leopardの機能をふんだんに使用したiLifeも同時に延期されるのでしょうか。Mac miniも近いうちにアップデートされるようになるかもしれませんね。
リリースが延期されたということでAppleがいまから10月までの間にMacを買った場合にはLeopardへの無償アップグレードを用意してくれると、これまで買い控えをしていた人が今買わない理由はなくなると思うのですが…。
追記:いろいろな内部事情があるにせよ、ごく最近までは6月WWDCまでには何かしらのカタチでリリースする予定でいたのではないかと憶測します。Mac OS X v10.4.9(一般的にはTigerの最後のリリースといわれていました)も出していますので、次はLeopardだったはずです。今後のメンテナンスリリースをどうするんだろうという話もあり、禁断のMac OS X v10.4.9aやMac OS X v10.4.10なのかという冗談も飛び交っています(笑)。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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