- 11月
- 2024年12月
【HDMIバージョン1.3対応の重要性】
Simplism HDMIシリーズ「HDMI Switcher 4×1」「HDMI Splitter 1:2」「HDMI Splitter 1:4」これらすべてHDMIバージョン1.3(HDMI v1.3)に対応しています。
今となってはHDMI v1.3に対応していない機器というのは、HDMI周辺機器としてはあまりないと思いますし、逆にあまり出すべきではないと考えています。これは、HDMI規格の規定する下位互換性についての問題もさることながら、一般的なエンドユーザーにそこまでのディープな知識を求めるのは酷であるということもあり、詳しく調べなくともHDMI周辺機器を購入した際には最新の機能を意識せずに使えるべきだと思います。
もちろん、HDMI v1.3時代になってから参入してきた新規メーカーなので、後出しじゃんけんと言われれば否定できないのですが、現実問題としては守られるべきは消費者の利益であって、長くHDMI周辺機器を開発してるか否かは、ここでは関係ないことだと考えます。
さて、HDMIのバージョンについては「HDMIバージョン1.3bについて」や「HDMIバージョンについての公式見解」というエントリーにも書いたとおり、市場では一部混乱しているようですが、バージョンの細かい表記よりもどの機能を有しているかということを重要視するために表記を単にHDMI v1.3という形にし、その中でもこの機能に対応しているということで下記の機能を併記することとしました。
・36bit Deep Color(1080p)
・xvYCC
・Lip Sync
・Dolby TrueHD(パススルー)
・DTS-HD Master Audio(パススルー)
まず、Deep Colorに関しては36bit(一部では12bitと表記されていることもありますが、結果としては同じ意味です)までの色深度に対応しており、完全なるDeep Colorは48bitとなりますが、現在のところ24bitが主流になっており、48bitをハンドリングできる機器が一般には存在していないため、手に入るチップの中で最高値である36bitまでのDeep Colorを実現しています。
また、「(1080p)」とかっこ書きをしたのは過去にウェブページには載っていないのも関わらずマニュアルには「Deep Color使用時には1080iとなります」とさらっと書いてある製品があり、そこからDeep Color対応=フルHDでの対応ということではないことがあったためです。本製品では1080p/60時にもDeep Color出力が可能ということを明記するためにかっこ書きを付けたのです。
xvYCCはSony製品で使われているx.v.Colorと同じ意味で、これはコンピューター周辺の規格であるIEEE1394とFireWire(iLink)の関係に似ています。表記が微妙に違うために、一般の方にはややこしいのですが、x.v.Colorは、Sonyがこの規格をより身近に理解してもらうためにColorという名称を使ってわかりやすく普及を目指したものなので、当社としては国際規格名であるxvYCCを使いたいと考えています。
この2つが少し解説を必要とする表記かもしれません。製品ページではここまでの細かい説明までする必要がないと考えたのですが、なぜこのような表記をしているかを見ていただいた方にもわかっていただきたいと解説してみました。
…つづく。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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