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Appleの2013年第3四半期の決算が発表されています。apple.comの本国サイトではかなり詳しく決算内容が紹介されていますが、日本のapple.com/jpの方では抄訳だけに止まっています。我らがMACお宝鑑定団では独自にデータをグラフ化して分かりやすく紹介しています。
Apple、2013年度第3四半期決算報告を発表 | Apple | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
当四半期中Appleは、3,754,000台のMacintoshを販売し、前年同期と比べ、7%の販売台数減となります。当四半期のiPhone販売台数は31,241,000台で、前年同期と比べ、20%の販売台数増となります。当四半期のiPad販売台数は14,617,000台で、前年同期と比べ、14%の販売台数減となります。また、iPodは、4,569,000台販売し、前年同期と比べ、32%の販売台数減となったと報告しています。
昨年同期と比べて1%売上が伸びており、昨年同期比で横這いとなったようです。
なお、日本におけるiPhoneは66%増と絶好調だったようです。売れていないと言われていたiPhoneですが、昨年同期と比べて売れていることが分ります。
最後の大きくした文章が象徴的で、iPhone 5がまったく売れていない、もしくは工場やパーツ供給をしている会社への注文が激減していると真しやかに言われていたのですが、実際には前年同期と比べて20%増えているという結果になっています。これまで、Apple不振説の中心となったのがこのiPhone売れてない説でしたが、見事にこれが覆されたわけですから、これを元に書かれていたビジネス系雑誌の識者と言われれる人たちの分析はなんだったんだ、ということになります。
そして、この4月〜6月期というとドコモのツートップが好調と言われていたタイミングですが、日本では66%増という驚くべき伸びを記録しています。日本ではすべての端末・キャリアが伸びたのかと思わせる話なのですが、実際のところはドコモは純減に陥っているということが分かったので、なんだかんだ最新機種を発売して相当販促にもお金をつぎ込んだにもかかわらず半年前に発売されたiPhone 5に負けたという結果になるわけです。
逆にiPhoneと共にAppleの成長を支えてきたiPadの落ち込みはかなり気になるところではあります。前期の決算発表を見ると「当四半期のiPad販売台数は19,477,000台で、前年同期と比べ、65%の販売台数増となります。」となっているのですが、これはその前の年にはiPad miniがなかったことを考えるとある程度当然かなといえる結果です。ただ、今回の四半期では昨年同期にはなかったiPad miniがあるのにも関わらず14%の販売台数減ということは相当に落ち込んでいるといえます。
残念ながら、どうしようもないとはいえ、iPodシリーズはどんどんと販売数が下がってきています。今後、単なるオーディオプレーヤーとしては上向きになっていくことはないと思いますが、何か面白いものを、Mac Proのような驚きを期待したいところではあります。
ここらへんの決算を見ていると、当社のアクセサリー販売数量も相関関係にあるので見ていると興味深いですね。しかし、これだけ売れて、利益率も高くて、現金も残しているのに2四半期連続減益とかネガティブ報道されちゃうのは、良くも悪くも世界の注目の的だからなのでしょうね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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