- 11月
- 2024年12月
TechCrunchというメディアは、私たちとは少し距離が遠い話のことが多いのですが、特にIT業界のトレンドがよく分かるので普段から常に追いかけています。そして、このTechCrunch Tokyo 2014というイベントが行なわれるという事を知って、一度はそれを生で見てみたいなと思って参加しました。
なので、初参加と書くと出展なりプレゼンテーションとして、と思われるかもしれませんが、単に一般参加者としてという意味です。
初参加なのでよくわからないのですが、このイベントは普通にチケットを購入すると19,440円もするので、かなりのリターンを求めていかないといけないし、どのような人が参加するのか興味津々でした。私は知人友人と一緒に5枚のディスカウントチケットを買いましたが、それでも16,200円しますので、こちらも情報を取ってやるぞ、という強い気持ちで臨みました。
いくつかのセッションを見ましたが、私たちのような低レベル(技術的にという意味で)の製造業の人間としては、やっぱり遠い話が多かったといえます。特に、ソフトウェアの話は個人的には面白いところもありましたが、ビジネスとして得るものがあったかというと、正直微妙でした。
一番面白かったのは、スタートアップバトルで、創業3年以内の企業が自社の製品やサービスをプレゼンテーションし、優勝者には100万円もらえるというイベント企画です。当社ももう9年目なのでスタートアップとはいえないのですが、それでも作っている製品をいかに伝えていくかというのは共通ですから、それを学びたいというのが目的です。実際、そこでうまくプレゼンテーションできれば投資家の目に留まって出資の話もあるでしょうし、まだ黒字化していないところでは(計画通りだったとしても)、そのサービスや製品でやっていけるかの腕試しというところもあるのでしょう。
個人的にプレゼンテーションを聞きながら、アプリをダウンロードしてみたのは「mikan 最速の英単語 リスニングもマスター」 で、英単語帳をデジタル化したようなアプリで、これで勉強してみようかなと思いました。ただ、日本に特化しているのと、あまり特別な技術ではないということから、これからどうやって収益を得ていくのかなど課題はあるかなと思いました。
他にもいろいろとプレゼンを見た中で、一番面白いなと思って、自分だったら投資したいなと思ったのが「スペースマーケット | 球場からお寺まで簡単に貸し借り」です。空いているスペースを有効活用できるマーケットを作るということで、ものを売るわけでは無いので在庫リスクが無いことや、現在眠っている場所を活用することで誰かが困っているのをITの力で解決できるという意味でも面白いと思いました。ウェブサイトを見てもらうと分かりますが、結構面白い空きスペースがあって特に用事はなくても借りてみようかなと思ったりします。
Airbnbの宿泊しないバージョン、と言ってしまうと少し冷めてしまいますが、それでも見せ方も良いし元々かなり注目のサービスのようです。
★
実際には他の企業がスタートアップバトルでは優勝したようですが、これは投資家目線だったり、いろいろなしがらみがあるところなので、優勝したから優れているというわけではないと思います。
最後に、なぜだかほとんどのプレゼンターが大声でプレゼンしていましたが、これはきっとどこかにスタートアップのプレゼン指南のようなのがあって、元気よく大声でみたいなのがあるのではないかと思いました。それくらい、ほぼ全員叫ぶようにプレゼンしていました。私としては、逆に個性がないなと思ったし、品もないので普通に喋った方が良いと感じました。
偉そうなこと書きましたが、私もなにか世の中をワクワクさせるようなサービスや製品をプレゼンするようになってみたいものです。
あわせて読みたい
このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
コメントを投稿
ログイン
登録
他のサービスIDでログイン
Log in with Facebook Log in with Twitter Log in with Googleログインせずに投稿する場合には名前とメールアドレスを入力してください。
管理者の承認後、コメントが表示されます。