- 11月
- 2024年12月
いまさっき、Appleのスペシャルイベントの生中継をリアルタイムで見届けました。今回は、事前予想としてApple Watchは必ず何かしら発表されるということで、価格や発売日、発売国などの詳細と、以前のイベントでは紹介されなかったいくつかの新情報が出てくるということが期待されていました。それ以外には、MacBookシリーズの刷新やiPad 12インチ、iPad mini 4なども噂されており、今回も盛りだくさんのイベントなのではないかとワクワクとドキドキしながら臨みました。
個人的にはApple Watchは現在のAppleにとって一番のホットな製品だということで、Apple Watchを中心としたイベントになるものと思っていたのですが…。
まずは、視聴環境としてはリビングのApple TVと接続されたSony BRAVIA 55インチでソファにゆったりとくつろぎながら見ることができたというのは最近のAppleスペシャルイベントの素晴らしいところです。同時に他の情報収集やTwitterでのやり取りをしたりしていたので、MacBook Airも同時に開きながらでもありましたが、それでもデスクでコンピューターに向かいながらというスタイルは完全に崩れ去りました。
以前はストリーミングのトラブルもあり、ストレスの溜まる視聴だった感が否めなかったのですが、今回はまったくトラブルもなく、高画質でスムースにイベントを楽しむことができました。
また、今回Appleの新たな試みで、apple.comのサイト上でリアルタイムにライブブログのようなフィードも流れてくるようになりました。たとえば、このような情報がどんどん流れてくるわけです。これまでは、リアルタイムで映像を見つつ、細かな情報などは大手ニュースサイトなどでチェックするというスタイルでしたが、これでその必要すらもなく、公式の情報がどんどん流れてきて、それをシェアしながらコメントをしていくこともできるという、ライブブログ系サイト泣かせのシステムとなりました。それらのサイトは今後はページビューを稼ぐためには、垂れ流すのではなく独自の考察や発表の裏側なども解説していかないといけなくなりました。
さて、今回の最大の驚きは、実はApple Watchではなく新しいMacBookだったのではないでしょうか。Apple Watchはすでに発表もされていましたし、少しずつサイトにも情報が掲載されていたのでおおよそのことは分かっていましたが、今回のMacBookは噂には上がっていたものの、実際に発表されたさまざまなテクノロジーは驚きに値するものでした。
その薄さ、軽さなどは実は日本のノートPCを見ればスペックだけではそんなに大きなアドバンテージはありませんが、やはりデザイン、そして見せ方はAppleが世界一です。またキーボードのこだわりなども織り込んできて、MacBookは即時買うことを決めました。悩ましいのはカラーのチョイスですが、今回はゴールドにしてみようかと思います(目立ちたがり屋)。
そして、今回最大の驚きだったのは、この新しいMacBookに標準装備される端子がUSB Type-Cとヘッドフォン端子だけになったことです。AppleはUSB-Cと呼称しているようですが、これは独自の呼び方で正式名称は「USB Type-C」ということになります。
端子はリバーシブルでMicro-USBとほぼ変わらない大きさとなり、新しいMacBookの薄さに貢献しています。そして、電源供給だけではなく、USBやHDMI、ディスプレイ出力も兼ねることができる最新の規格です。ただし、すべて変換アダプターが必要で、たとえばすぐに出てきている「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」はなんと税込では1万円を越えるお値段です。個人的にはこのデザインは収納性にも携帯性にも欠けるので、何かしらスマートなアダプターが欲しいところです。
そして、良いことずくめに見えるUSB Type-Cコネクターですが、以前のMagSafeは足を引っかけても磁石部分が抜けるだけなので、MacBook本体をケーブルの巻き添えで落としてしまうことがないというのが大きなウリだったところが無くなることになります。ただ、世界標準の規格を採用したことで、サードパーティーのACアダプターなどが登場する可能性があり、よりスマートなアダプターが出てくるかもしれません。ただし、個人的にはAppleが自社製品の充電についてを世間一般に許すかどうかというのが少し疑問です。ライセンス制になるなどの可能性もゼロでは無いのかなと思っています。
そして、MacBookは「Appleのコンピューター史上初めて、iPhoneが直接接続できないMac」になったといえます。かつて、スティーブジョブズ氏がUSB端子を撤廃することを掲げてワイヤレスの時代を作ろうとしたときにも、周囲がiPhoneと繋がらなくなって充電もできなくなるから、というような話でUSB端子を存続させたという話があったと思いますが、今回はそれを振り切ってでもMacBookの薄型化を進めたかったということなのでしょう。もちろん、USB Type-CからUSBへの変換アダプターを使えば、iPhoneに付属するUSBとLightningのケーブルが使えますが、実際に接続している姿を想像してみれば非常に格好悪いです。
私にとって、今回のイベントでの最大の驚きはここでした。
新しいMacBook自体は、プロセッサーから見てもiPad Air 2程度であり、中身を見ても大きなiPadにキーボードが付いてOS Xが走るというように見えなくもありません。そう考えると価格的には少し高めではありますが、それでも私はこのAppleの新しい挑戦に乗っかってみようと思っています。
Apple Watchについては、正直、新しいなと思う情報は発売日が4月24日になったという事と、日本でも同時発売ということくらいでしょうか。発表のタイミングでも気になっていたのですが、デモするのにどうして腕に付けないのでしょうか。疲れるとか、デモしにくいという理由はおかしいですよね。
とはいえ、18時間使用できるというのも新しい情報で、6時間寝るとちょうど24時間ですから、「All-day battery life」というのもモノは言いようということになります。実際は充電時間も短そうなので、そんなに問題はないのかなと思っています。写真を見たりというようなことをしたいわけではなく、日常的な通知機能、ヘルス系の機能に期待をしています。こちらはさすがにApple Watch Editionは第1世代では買えないので、Apple Watchの方にしようと思いますが、まだどの組み合わせにするかは決めていません。
★
ということで、Apple WatchよりもMacBookなイベントだった気がしているのは私だけでしょうか。そして、いま欲しい、もしくは作りたいモノはUSB Type-C対応のACアダプターとハブでしょうか。
ちなみに、Apple Watchは4月10日からApple Storeと伊勢丹で展示されるみたいですね。伊勢丹、すごい!
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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