- 11月
- 2024年12月
盆地の灼熱に負けず、勝沼にあるワイナリーを訪問してきました。
「たとえ一樽でも最高のものを」を社是に、世界に認められるワイン造りへの挑戦に情熱を注いでいるワイナリーです。
地代や人件費の高さから、日本の農業は世界レベルでコストが高く、そんな日本で生産するブドウを使った日本ワインですから、どうしてもそれなりの価格になってしまいます。ワイン醸造に適している歴史ある海外のブドウ品種があるのに、なぜ日本のブドウ品種にこだわるのか?
ワインは農業製品。その原料であるブドウの糖度を一度上げるための努力と研究による試行錯誤。海外のブドウ品種ではなく、山梨、日本の風土や文化だからこそ出来る日本のブドウ品種にこだわったワイン造りに造り手のプライドを感じます。
ワイングラスの有名ブランドにRIEDELがありますが、そのブドウ品種のワインを飲むのに最適な形状をしたグラスということで、ブドウ品種の名前が付いたワイングラスがあります。
甲州を飲むのに最適なグラスをラインナップに加えてもらおうと、数年前にリーデル社にプレゼンテーションをしたそうです。張り切って様々な味わいの甲州ワインを試飲してもらった結果、「こんなに多様な表現がある品種は、ひとつのグラスにはおさまりきらない」と、残念ながら実現はしなかったそうです。
さすがリーデル社、断り方が世界一流ですね〜。ぜひ挑戦を続けていただき、リーデル社から甲州という名前の付いたグラスが発売される日が来ることに期待しちゃいます。
ワイナリーの方が言っていた「2020年の東京オリンピックでは、日本の食材を日本の素材で造ったお酒でおもてなしをしたい」という思い、素敵ですね。
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このブログを書いたスタッフ
ヴァイスプレジデント
ふみか
あまり表に出てくることはありませんが、あれやこれや裏でトリニティを取り締まり中。にゃんこと枝豆をこよなく愛し、モフモフに囲まれた穏やかな生活を夢見ています。。
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