- 10月
- 2024年11月
みなさん、トリニティ社内で大事件が勃発しました。これはもう長い当社の歴史の中でも、社史に残るほどの大事件と言えるでしょう。書いていくことすらもほんのり躊躇われるような事件ではありますが、私はこれを全世界にお伝えしなければいけないという使命感に駆られております。
・プロローグ
我々が「[NuAns] ニュアンス | 便利さと共に、温もりのある暮らしを」を一緒に作っているデザインユニット「TENT」は、当然ながら普段のデザインワークもとても素晴らしいものを作っています。2016年5月にリリースした「WALLMUG SLEEK – RIVERS」もとてもデザインも良く、蓋がしっかりと閉まるので、デスクの上で万が一転がしてしまっても中身がこぼれていくこともありません。
なんとなく、コーヒーショップのお持ち帰りカップのようで、それでいて繰り返し使えるのが良いところです。発売当時にこれは良いと思って、開発チームのリーダーである「ようへい」と「かんかん」とも色を分け合って使うことにしたのです。
これが、今回のような悲劇を引き起こす原因になるとは、その当時は知るよしもありませんでした。
・はじまりはいつも雨
とても素晴らしい歌ですが、当日は快晴でした。最初に異変に気がついたのは、あるプロダクトについての会話をかんかんのデスクそばでしていたところ、ふとデスクを見たところ色々なものが散らかっているのはいつも通りながら、何か違和感を感じたのです。
よくよく見てみると、この写真のように前述のように蓋が閉まってこぼさないことがひとつのウリとなっていたマグが、なんと蓋全開となっているではないですか。当然、このまま使っていては、万が一倒してしまったら中身をぶちまけてキーボードなどをコーヒー浸しにしてしまう可能性があります。
どうして、こんな使い方をするのか。この時に私は、左手に色違いのマグを持って、ちょこちょこと飲みながら話していたので、「これは塞がないとダメでしょう」と軽い気持ちで伝えたのです。
かんかんが「実は…」と告白してきたその答えは驚くべきものでした。
・蓋をしていない驚愕の理由とは
このマグ、実は我々のような使い方をする場合には欠点がありました。それは、蓋部分が同じパーツでできていることです。カラーバリエーションといっても、上部は黒で共用になっているのです。そして、かんかんが告白してきたのは、この蓋部分がゴチャゴチャになってしまったということです。
なんと恐ろしいことが起きてしまったのでしょうか。
恐ろしい事実に唖然としていたのはほんの2秒ほどだったでしょうか。「ということは…」とかんかんの席のすぐ後ろに位置しているようへいのデスク上を見てみると、これまたこういう状態でした。この2人とも蓋を使わずにこのマグを使っていたのです。
このマグは蓋をすることを前提にしていますし、回転させて固定する仕様になっているため、中側は溝が切ってあるため上部は分厚くなっています。「このまま飲んでるの?」と聞くと、「そうなんですよ、口当たりが分厚くて飲みにくいんですよ」とかんかんが恥ずかしそうに答えてきます。
ここまでの会話で私が感じたのは、「この2人はおかしい」ということでした。そもそも2人でごちゃごちゃにしてしまうとは管理がなっていないとも言えますし、万が一ゴチャゴチャになっても男同士なんだからそんなに気にすることはないのではないか、さらに蓋を使わないでコーヒー飲んだらただの飲みにくいコップじゃないか、と。
しかし、私はまだこの段階ではこの事態の意味する本当の怖さを知らなかったのです。
・さらに驚愕の事実が明らかに!
実のところ、ここまでの会話では私はこの2人を軽く見ていました。蓋をゴチャゴチャにしてしまうこと自体ちょっと間抜けですし、そういう危険性があるというのは購入当初もしていたではないか、と。
私はちゃんとこの蓋取り違え問題を認識していて、蓋に★のマークをカッターで付けて見分けられるようにしていたのです。しかも、念には念を入れて、マグを洗った際には必ず写真のように一対になるようにしていたのです。そういう転ばぬ先の杖というか、備えあれば憂い無しというか、降らぬ先の傘、というようなことを考えていくのが私の経営者としての心がけることが、彼らにはできていないとも言えるのではないでしょうか。
「そういうことがあるから、僕はちゃんと★マーク付けてるんだよ」
自信満々にその★を彼らに提示しようとしたその時に、衝撃が走りました。なんと、私がその時まさに飲んでいたマグには★マークがなかったのです。。。
その意味を悟るまでに3秒ほどかかったでしょうか。目の前が暗くなるような、膝の力が抜けるような感覚を味わいながら、無意識に「まさか。。。」という言葉が口から漏れていました。
この2人と同じマグを共有していたとは…。もう恐ろしすぎて言葉はありません。これから、彼らはどうしていくのか分かりませんが、私まで蓋無しで使っていくのは間抜けとしか言いようがありません。長いこと、おおよそ4秒くらいだったでしょうか、私は相当念入りにマグを洗って、再度使用することを決意しました。このために捨ててしまうのはもったいないからです。今後は、必ず★マークを確認する事を忘れないようにします。
これが、恐ろしい事件のすべてです。みなさんも、このような恐ろしい事件が起こらないように十分お気を付けください。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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