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コロナウイルスと中国工場のこれまでの状況まとめ

2020.03.27

世界中でロックダウンが始まり、インドの外出禁止も含めると30億人近い人口が外出ができない状況になっています。

そんな中、実際の感染者などの是非はどうあれ、いち早く中国は正常な状態に戻ってきています。中国の工場がどのように封鎖され、通常営業に戻っていったのか、私たちが中国とのビジネスをしている小さな中ですが、時系列でおさらいし、書いていきたいと思います。

1月15日(水)
この日あたりから中国の工場は春節、旧正月に入りました。ラインの工員、オフィスの事務員などが次々と休暇に入り、通常であれば2週間程度の正月休みになります。

ちなみに、旧正月は太陰暦に基づく祝日のため、毎年休みが変わります。正月の日は将来まで定められていますが、その前後の休みについては毎年中国政府の発表を待たないとわからないのです。

1月20日(木)
この日あたりから中国の武漢で謎のウイルスが流行しているとの報道が頻繁にされ、日本でも初めての感染者が報告されました。

1月27日(月)
中国から国外への団体旅行が禁止されました。この日あたりから日本でも広く認知され、大きな話題となり始めています。

1月28日(火)
中国国務院より、旧正月の休暇期間を2月2日まで延期と発表、工場の操業開始は各エリアによってさまざまですが、概ね2月9日までは操業停止ということになりました。

2月5日(水)〜
多くの工場のオリジナルスケジュールでは、ここから旧正月が明け、通常稼働に戻る予定でした。ただし、各工場の担当者と連絡を試みるも自宅などからの接続で、まだどのようになるのかがはっきりしない状況でしたが、少なくとも武漢を通過して職場に戻ることはできない、ということで、中国の南に位置している深センエリアに戻れない従業員、工員が大量にいることが判明します。

ラインの工員はまったく戻れていない状況ですが、オフィスのエンジニアなどは自宅などから稼働し始め、連絡が取れる状況になります。

また、東京ビッグサイトでインターナショナルギフトショーが開催、中国ブースもありましたが、キャンセルなどの空白が目立ちました。

2月10日(月)
実際にはこの時点でも操業は再開されず、混乱が始まります。地方から戻ってきた工員は全員14日間の自宅待機が強制されます。さらに工場は政府のアプリを使って公衆衛生に関わるマニュアルを勉強し、政府へ工場の監査を依頼する、監査してOKが出れば操業の再開ができる、という方針が発表されました。

私たちの取引工場も一斉に申請を始めています。エリアによって監査のスピードは違いますが、いずれにしても操業復帰までの道筋が見えただけでも良かったと言える状況でした。

この監査で問題になったのは、工員のマスクの装着義務になります。工員が300人いれば、一日300枚、1週間で2100枚が必要になります。このマスクが足りなければすぐさま操業停止、という厳しい基準になっていました。いまだに日本で中国製のマスクが出回らないのは、まずはそのマスクを作る工場のマスクを作らねばならない、ということでしょう。

2月17日(月)
各工場の操業が再開され始めます。ただし、工員は14日間の自宅待機(これもアプリで管理されている)がなされ、10%~20%程度の稼働率しかない状況でしたが、少なくとも量産が再開され始めました。ここから自宅待機の工員も、毎日少しずつ現場復帰していくことになります。

3月2日(月)
各工場ともフルに近い生産能力まで回復、通常通りに戻りました。どんどん在庫を積み上げ、出荷の体制を整えていきます。

3月18日(火)
国際運送空輸便の最大手の一つ、UPSで突如、中国深センエリアからの貨物は1アカウント300kgまでしか運べないと、通達が駆け巡ります。

香港経由の空輸などが危ないだろうと予想はしていましたが、航空機の減便、中国の正常化による貨物の増大があいまった結果だと思われますが、私たちにも青天の霹靂で、せっかく作った製品がほとんど出荷できなくなる、という状態に陥ります。

〜現在
相変わらず空輸の貨物は非常にタイトな状況で、UPSはとうとう荷受け自体が禁止され、一切の出荷ができない状況です。もう一つの大手、Fedexについては稼働はしていますが、やはり貨物の集中により希望通りに出荷できる状況ではありません。

当社はなんとか海運なども織り交ぜて対応している状況ですが、中国からの大量の物流がストップしていく、という事態は社会にとっても今後大きな問題になっていくだろうと思われます。

と、記事を書いている間にも東京での外出、飲み会などの自粛要請が出ました。この状況からの一刻も早い回復を願ってやみません。

このブログを書いたスタッフ

開発

ようへい

開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。

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