日本は地震大国で、平時には特に気にすることはなくても、いざ災害になった時には足りないモノがたくさんあります。当社でも災害キットを人数分備蓄したりしていますが、やっぱり忘れてはならないのが電源です。

何気なく、当たり前のように使用している電気。停電になった時にそのありがたみが分かると共に、日常は電気のおかげで成り立っていると分かります。特に私たちは「デジタルライフを豊かにする」というスローガンを掲げており、ほとんどのデジタルライフは電気に支えられています。

大容量のバッテリーで、さまざまなものを充電できる製品が欲しい。とかねてから思っていたものの、リソースの問題もあり開発はしていませんでした。世の中にある製品はどれも何かが足りなかったり、そして一番大切なデザインという面で無骨すぎるものばかりでした。

そんな中で、2020年夏にクラウドファンディングに出てきたのがAukey PowerStudioという製品でした。デザイン的とても可愛い感じで、オフィスや自宅にあっても良いと感じたので、とりあえずは買ってみようということで支援してみました。

半年くらいの時を経て、正直なところ忘れていたところに製品が届きました。クラウドファンディングとはそういうものなので、特に気にしてはいないどころか、突然配達されて驚きで嬉しい気持ちの方が大きいのはなぜでしょうか。

さっそく開けてみると作りもしっかりとしていて、ウェブ上で見たら良かったけれども実際はイマイチだったという体験にもならずに非常に満足しています。さすがにズッシリと重いのですが、これが安心の代わりと考えればまったく問題ありません。

実はデスク周りでたまにAC 100VやUSB Type-A、そしてごく稀に12Vシガーソケットもあると良かったので、普段はデスク上で電源として活躍してもらい、いざというときにはポータブル電源として使用したいと思います。

全体的に満足しているのですが、いくつかだけ要望があります。

• USB Type-C端子はもう少し多い方が良い
  • 確かにまだUSB Type-Aから充電するデバイスも多いとはいえ、半分半分にはして欲しかった。
• 前面側がスピーカーになっていると最高
  • 端子面を裏面とすると、表側に位置する方がクラシックなデザイン良いのですが、最初はスピーカーに見えてしまったので、これはそのままスピーカーだったら最高ですね。
• 端子面はフタが欲しい
  • 端子面は保護するためにも前面と同じような蓋があると嬉しいですね。持ち運ぶときなんかも安心なのではないかと思います。
• 見えてない仕様がある
  • とりあえず、wearaを充電してみようと思って充電しようとしたら充電する事ができませんでした。ウェアラブル関係は同様の結果で、サポートに問い合わせてみると100mA以下だと充電されないという知られざる仕様があったようです。実際問題、ウェアラブル機器だけを充電するようなことはないので大きな問題ではありませんが、ちょっとだけ気になりました。

ポータブル電源に充電する電源がないという問題

冒頭に災害時の話を書きましたが、その時にはこのポータブル電源に充電できないではないかという問題があります。それについては悩ましいところですが現時点ではソーラーパネルの充電器を購入しておくのが一番良いように思います。クラウドファンディングの際には一緒に買わなかったソーラーパネルは別売りしているので購入してみましたので、後日レビューしてみたいと思います。

それから、お湯を沸かしたり電気の調理器具を使ってしまうと、ポータブル電源といえどもすぐに容量を使い切ってしまうので、災害用にはカセットコンロを用意しておくのが良いと思います。コストもそんなにかかりませんし、通常鍋などもできますので、そのカセットボンベを多めに備蓄しておく方が災害時には良いと思います。ポータブル電源の方は、主にはスマートフォンの充電に使うのが効率的だと思います。

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ちょうど、この記事を書き始めているタイミングで、昨夜地震がありましたのでとてもタイムリーな記事になりました。この手のポータブル電源がたくさん売れるのでしょうね。みなさんもいざというときのために備えておきましょう。