- 10月
- 2024年11月
今日は私がやっているオペレーション業務の一部をご紹介したいと思います。
社内でもあまり目立たず、静かに黙々と仕事をしているので、おそらく同じフロアにいる人でも私が日々何をやっているのか謎だと思っている人が多いと思いますので、こちらで一部ご紹介を。まず、オペレーションの中でも私が担当しているのは発注〜生産〜輸送〜納品という工場から日本へ製品を運んでくるまでの部分です。細かい話をするといろいろとあるのですが、今日はその中でもコロナ禍で激変した輸送手段についてご説明したいと思います。
そもそも私が入社した当時は中国〜日本の輸送は100%航空輸送に頼っていました。FedExやUPSといったクーリエサービスを思い浮かべてもらえると良いかと思います。最短で中1日というスピードと、業界人が聞いて驚くほどのディスカウントが入ったレートだったので、スピードを重視するトリニティでは十分なメリットがありました。
ただ、コロナの影響により運賃が3倍以上に跳ね上がり、納期も遅延が続き1週間以上かかることもあったため、航空便から他の輸送手段への移行を余儀なくされました。航空便よりも安く、船便よりも早くということで探し出したのが、上海〜大阪・神戸をつなぐ高速フェリー便です。
現在、新鑑真号と蘇州号という2つの船で、上海〜大阪・神戸間を交互に週2回運行しています。上海から中1日で大阪・神戸に到着しますので、トリニティの工場があるドンガン・深圳エリアから上海までの陸送と、大阪港から主要納品先のある関東までの陸送を含めても、最短中5日での配達が可能です。
ドンガン・深圳から上海までの距離はおよそ1500kmで、東京からだと日本最北端【宗谷岬】までに相当し、最短でも15時間かかりますし、日本についてからも長距離トラックでの輸送となりますので、かなりの長旅ですがおそらく航空便の次に早いと思います。
参照:航路・スケジュール|新鍳真(しんがんじん)日中国際フェリー
通常のコンテナ船だと上海経由で最短中9日、深圳(蛇口)経由で最短中13日な上に、コロナや天候、荷物混雑などにより遅延が当たり前となっています。先日も国慶節を挟んで2週間前に出荷した貨物が、まだ中国から1mmも外に出ていないことがわかったときには血の気が引きました…。中5日で安定して配達できる高速フェリーは現在のトリニティにとっては、なくてはならない輸送手段と言えます。もちろん深圳からのコンテナ船も使いますし、航空便もごく稀に使わざるを得ない場合には使います。納期・物量・売れ行き状況などを見ながら、スピードとコストのバランスが良い最適な輸送手段で手配できるように心がけています。
ちなみに今回のブログ用に画像を探していて見つけてしまいました。
往復3万円で香港まで行ける!? しかも1年間オープン!? 大阪までの運賃の方が高い…。学生時代にこれを知っていれば、長期休暇に一人でのんびり貧乏旅行とかしていたかも。時間があるけど、お金がない方、ぜひ一度お試しください。***写真はたいてい実物より良く写っているものですので、ご注意ください。***
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このブログを書いたスタッフ
オペレーション
たーにゃ
都心へ働きに出ることに疲れ、自宅から徒歩10分のトリニティに入社を決意。優しい家族とハイテク家電に助けられながら、ギリギリ2人の育児中。年に1度の海外旅行を生きがいに日々精進しております。心はロシアの金髪美女"ターニャ"ですが、寒がりでロシアには住めないので"たーにゃ"でお願いします。
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