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- 2024年11月
健康経営に関する取り組みの一環として、9月15日(金)に第23回衛生講話を実施しました。今回のテーマは「うつ病について」です。
うつ病の生涯有病率は男性15%、女性25%。近年の動向では、コロナの影響なのか自殺する人のほとんどがうつ病を患っていて、2020年12月時点で自殺した人が5ヶ月連続で前年よりも増加したそうです。
うつ病の発症要因
うつの発症要因はどこにあるのでしょう。
大きく分けて2つあります。
- 結婚、引っ越し、子どもの独立、介護、家庭トラブル、近親者の病気・死別・別離など、自身を取り巻く環境で起こるライフイベントの変化。
- 就職、転職、転勤、定年など、職場での環境変化によって生じるストレス。
うつ病になりやすい性格とは?
執着性格:凝り性、完璧主義者、働き者の優等生など。
真面目な人に多く、真面目な性格は仕事をする上でも大切なことではあります。しかし完璧を求めすぎると、求める完璧に達しないと心が折れてしまいやすいので、自分を守るうえで考え方の柔軟性も必要です。
メランコリー型:過度の良心性、消極性、保守性など。
自分の思っていることを自分の意見として言えない優しい人に多いのが特徴です。本当は断りたいのに断れないなど、自分の気持ちに反したことをやり続けていると心がすり減っていってしまいます。
ストレスによりどのような全身反応が起きるのでしょう。
- 身体的反応:頭痛・動機・胃痛・下痢など。
- 心理的反応:集中力の低下・イライラ・抗うつなど。
- 行動の変化:仮眠・多弁・酒の増量・引きこもりなど。
食欲不振や睡眠障害に加え、良いことがあっても一切気分が晴れない、今までだったら楽しく思えたことが楽しく思えなくなる、今まで興味があった趣味に関心がなくなってしまう、今までときめいたものにときめかなくなるなど、生きていく意欲がなくなってしまいます。
うつにならないために何ができるでしょうか。
- 生活リズムを整える。
- 睡眠をしっかりとる。
- 体力をつける。
- アンガーコントロール。
- 自分の心と身体を休めるリラクゼーション。など
自分の認識と起きている事実とのズレは家庭や職場で起こりうることで、そのズレが許容範囲を超えるとストレスが大きくなってしまいます。うつ病と睡眠は深い関わりがあると言われていて、しっかり食事をし、適度な運動をすることにより、ストレスに打ち勝つ力をつけることができます。ストレスがかかってくると、睡眠が取れないなど、どこか1つのリズムが乱れ、それが他のことにも影響を及ぼしてきます。ストレスがかかった状態になったとしても、自分のリズムを崩さないように意識をして過ごすことが大切な予防になります。
★
生きていると必ずストレスは発生し、うつ病は誰にでも発症しうるものなので、自分一人で抱え込まず、早めの受診と休養が一番の治療です。
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このブログを書いたスタッフ
ヴァイスプレジデント
ふみか
あまり表に出てくることはありませんが、あれやこれや裏でトリニティを取り締まり中。にゃんこと枝豆をこよなく愛し、モフモフに囲まれた穏やかな生活を夢見ています。。
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