- 10月
- 2024年11月
シリーズで、トリニティで働く社員の1日の流れや業務内容などなどをインタビューし、このブログ内でご紹介しています。
今回協力してくれたのは開発チームのかんかんさん!
かなり熱く語っていただけ、盛りだくさんになったので、3回に分けてお伝えしていきます!
前回はこちら↓
ではさっそくいってみましょう!
かんかんインタビュー
⑤どのようなときに、喜びややりがいを感じますか?
自分がデザインしたものが「売れている」ときですね。つまりは、それだけ皆に使われているということですから。
ですので、気持ち的には売上金額よりも売れている数量の方が重要で、どれだけたくさんの方に行き渡っているのかが気になっています。
また、少し話はそれますが、入社後初めて担当したのがiPhone 6でした。
その前のiPhone 5s以前は手帳型ケースなどもめちゃくちゃ売れていたようなんですが、iPhone 6からラウンド形状になるなど形も大きく変わり、手帳型がまったく売れなくなったんですね。というか、3年くらいケース全体が売れなくなった。
いろんな要因はありましたが、iPhone 6sで会社として初めて赤字になったんですね(それまで黒字)。
これは計画的に赤字になったというのもあったんですが、自分が入社して、かつ受け持っているのにケースが売れないというのは気になっていました。
ちなみにそのときはまだ、実は自分でデザインは担当しておらず、進行管理メインで、業務委託先にデザインは任せていたんですが責任は感じました。
iPhone 7のときは赤字脱却のために、魔法のツール(画面保護ガラスの貼り付けツール)を更に工夫したり、とにかく製品数を増やしたいという思いで、他社にはないガラスの種類やスペックをフルラインナップしたりと、徐々にガラスのシェアは伸ばしていきました。
でもケースではなかなか市場が取れず…。でもデザインをやるからにはケースでシェアをとりたかったんです。
それで自分で設計も受け持つようになりましたが、そこからiPhone 8くらいまでは低迷した感じですかね…。
それでも2017年、2018年くらいにセールスチームや仲介業者、量販店のバイヤーさんなども協力してくれて、[Turtle]が浸透していって、やっと芽吹いてきて、今は定番のクリアケースになり、ランキングでも1、2位を独占できるようなケースになりました。
なお、[Turtle]を作り始めたのがiPhone 7の途中くらいからです。当時市場を調べたところ、ハイブリッドケースが売れているということがわかり、他メーカーよりも発売時期が遅くなってしまいましたが、ほかにはない物を分析して世に出しました。
クリアケースに関してはiPhoneを綺麗に見せたいということと、当時は背面の表面硬度が最高で2Hだったので、2Hを打破したいという思いがあり、いろいろ素材を探して試行錯誤して試作しました。当初は表面硬度4Hで発売し、そこからまた素材を探して現在は5Hまでになっています。
デザイナーとしてケースが不調だったのにずっと責任を感じており、ケースのデザインを辞めることも考えていましたが、続けたことで今結果が出ていることは嬉しいです。
今年のiPhone 16シリーズではケースのラインナップもかなり増えて、これからシェアを増やしていこうという流れにもなっているので楽しみでもあります。
また、数が売れているので、電車や街中で自分がデザインしたケースをよく見るようになったのが嬉しいですね。
自分が生きてきた証のような、子供の活躍を見るような、そんな気持ちですかね。使ってくれる人の人生に少しでも関われたら嬉しいなと思ってデザイナーになったので、感慨深く感じています。
たかがケースでも、ある人にはとても思い出深いものになることがあると思うので、これからもしっかりこだわりを持って作っていきたいと思っています。
⑥入社して成長できたなと思うのは、どんなときですか?
誤解を恐れず言うなら、自分はあまり成長しているとは思っていませんね。
知識が増えた、工場との段取りがスムーズになったとかそういう成長はありますが、物作りが本当に好きで、遊んでいる、趣味という感覚が強いんです。
自分の趣味がそのまま仕事になって、それがお金になっているという感じでしょうか。
好循環だとは感じますが、趣味をとことんやらせてもらっているという感じがずっと変わらないので、成長している感覚が薄いというか(笑)。
もちろんしんどいと思うことも多いです。割合で言うと…9割しんどいけど1割楽しいから、自分でその「楽しい」を最大限生かすため、しんどいことも頑張っているという感じです。ドMマインドですかね(笑)。
今後の成長していくべきことは、今はマネージャーという立場にありますので、会社の経営やマネージメントを学ばないといけないという意識は持っています。
⑦入社前のイメージとのギャップはありますか?
トリニティという会社は知りませんでしたが、入社前から実はSimplismの製品は持っていて、それを入社してから気づきました。
そういうご縁はあったものの、あまり定まったイメージはなかったですね。
求人募集を見た際には、物作りの経験がいろいろできるのかなという懸念はあったんですが、それは経験できましたし。
そもそもトリニティのようなメーカーで働いた経験はなかったので、そもそもギャップをもつほどの想定ができていなかったのもあり、入社してからは一つ一つが新鮮でやりがいも感じました。
というわけで、インタビューのご協力ありがとうございました! 次回3回目で最後になります!
当社では現在業務拡大により人材採用を強化しております!
興味がある方はぜひ募集要項ご確認の上ご検討いただければ幸いです!
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このブログを書いたスタッフ
プロモーション
あこ
雑誌やWebメディアの編集、Webマーケティング事業など経験後、縁あって2021年9月トリニティに入社。元バンドマンで5弦ベース弾き。音楽ジャンルは問わず聴く。今は10匹以上の保護犬猫と一緒にもふもふライフを過ごしている(預かりボランティア含む)。お肉は食べない人。好奇心旺盛で、とりあえずいろいろやってみる派。
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