- 10月
- 2024年11月
Google続きの話ですが、今回は「してやられた話」です。
先日主要取引先のひとつである会社が移転をしまして、ご挨拶を兼ねてお伺いしましょうということになり、まだ地図もなかったようなのでGoogle mapに住所をコピペしてみたところ、秋葉原の駅前でなんとなく辿り着けそうでした。一応、それをプリントして持って行ったのですが…。
最初なので迷うかもしれないと思い、約束の時間の20分前に秋葉原に到着し、昭和通りを渡って少し左にいったところにあるデイリーヤマザキというコンビニを右に曲がって少しいったところを左…と目印になりそうなものをちゃんと確認しながら進んでいきました。
しかし、目的の会社はありません。それほど詳細なマップでもありませんし、住所だけだと正確な場所が反映されないかもしれないので、周りをうろうろと探してみましたが、一向に見あたりません。まだ暑い日で、引越祝いということで生菓子なども持ち、そして新製品のサンプルも持っていたのでもう汗が噴き出てきています。約束の時間になっても辿り着けなかったので、先方の担当者の方に電話してみると。
「ああ、やっぱり迷いましたか。ちょっとわかりづらいですし、私もまだ移転したばかりで土地勘がないんですよ。」
なるほど。やっぱりわかりにくいところにあるんだ、ということで。
「駅から出てちょっと左の方のデイリーヤマザキから来まして…」というと、「うーん、デイリーヤマザキはわかりませんが、吉野家があります」という返事。「駅から出てまっすぐ行ったところに吉野家と反対側に郵便局があり、そこの上なんです」ということでした。
いずれにせよ、地図によれば近いはず。ということで歩いている人に「吉野家と郵便局ありますか?」と聞くと「周りにはないと思うなぁ」という答え。しかし通りかかったお節介焼きのおぢさんっぽい人が「あっちあっち」というのでその方向に行ってみるも吉野家はおろか郵便局もないのです…。
そして約束の時間から20分が経過したところで、もう駅に一回戻って、説明してもらって説明通りに行った方が良いと思って再度先方に電話してみると。
「これから秋葉原の駅に戻りますので、そこからの行き方をもう一回教えてもらえませんか?」
「えーっと、秋葉原ですか? 神田ではなくて?」
「ええ、秋葉原が一番近いですよね?」
「いえ、神田からすぐですよ」
「・・・」
「えーっと住所は東京都千代田区和泉町1-7-11ですよね?」
「いえ、東京都千代田区鍛治町1-7-11ですけど?」
「・・・」
あまりこういう公の場では使いたくはないのですが、適切な表現が見あたらないので、その時の衝撃を文字で表わしますと…。
ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
その後、もう神田まで行くのは辛かったのでタクシーで先方まで急行しました。到着したのは約束の時間から遅れること30分でした。
さて、ではなぜこのようなことが起こったのでしょうか? 私が単純に住所を間違えていたということではないのです。
上記のマップはGoogle mapで検索した結果をプリントアウトしたもので、私が実際に握りしめてうろうろしていたときのものです(しわしわなのが悲しいですね)。よく見ると、しっかりと「東京都千代田区和泉町1-7-11」と書いてあります。がしかし、私は先方からいただいたメールにある住所をコピペしたわけで入力間違いでは断じてないのです。その証拠に、よく見てみてください。ヘッダーのところにも、フッターのところにも「東京都千代田区鍛治町1-7-11」というのがしっかりと証拠で残っているのです。
この物理的証拠から事実を導き出すと、私は「東京都千代田区鍛治町1-7-11」の地図を表示すべくGoogle mapに入力したにもかかわらず、Google mapは「東京都千代田区和泉町1-7-11」の地図を表示したわけです。土地勘がある人ならばすぐに間違いに気づくのでしょうが、私は町名など知らなかったために、そして、自分がコピペした住所と(文字として)表示されている住所が異なっているなどということは考えもしなかったのです。
常々、「打ち直しをすると間違う危険性があるので、できる限りコピペをするように」と他の人にも口が酸っぱくなるほど言っているため、もちろん自分でも実践していて、こういうときには必ずコピペするので、そこで間違っているということはあり得ないと考えていたわけです。
種を明かせば大したことはないのですが、私の50分にわたる焦燥感と大量の汗の消費を皆様に訴えたかったわけです(笑)。それほど大きく騒ぎだてすることもないんですけどね…。
そして今、このエントリーを書くために再度検証してみたところ、しっかりと正しい住所を表示していました…。プリントした地図を取っておいて良かったです。それがなければ、この話をしても「ただ打ち間違えただけでしょう?」と言われかねないからです。
しかし、不思議な話ですよね。
追記:まだ東京都千代田区鍛治町1-7-11を検索すると東京都千代田区和泉町1-7-11になるよと教えていただいて再度やってみたところ、確かにまだおかしいみたいです。この謎を解ける方はいらっしゃるのでしょうか?
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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