- 10月
- 2024年11月
その2からのつづき…。
・なぜ4入力か
実はこの製品を企画する段階で2入力のタイプも候補にあり、そちらでは1万円を切る価格での販売が可能でした。1万円を切るというのは非常に買いやすく、インパクトもあるため最初の製品としては良いのですが、しかしよく考えてみると、2入力の切替機は実際にはHDMI機器1台分しか増設されないのです。もともとテレビにHDMI入力が1つあり、2入力HDMI切替機は出力を1つ使うため、もともとの入力数に対して1つしか増えないので、これではあまり増設した意味がないのではないかと考えました。
購入前には1台HDMI機器があり、1台増やしたいので2入力のHDMI切替機を購入。しかし、もう1台増えるときにはこの切替機は不要となってしまうのです。このことから、2入力のタイプは止め、4入力の切替機のみにすることにしました。
・アナログデバイセズ社のコントロールチップを採用
ここ最近、HDMI切替機自体は多く市場に出てきましたが、特に低価格の製品はHDMIバージョンが低いのとは別に、信頼性においてあまり良くない結果をもたらしていた製品がありました。Simplism HDMI Switcherでは低価格ながらもしっかりとした性能を発揮させるために、世界でも有数の半導体メーカーであるアナログデバイセズ社のAD8197というチップを採用しています。このチップのおかげで、「HDMI 1.3対応」「時間のかからない切替え」「EQによる画質補正」「ケーブル長の延長」などの機能がもたらされています。
信頼と実績のあるアナログデバイセズ社のチップを採用したことは、Simplism HDMI Switcherの信頼性の裏付けにもなると確信しています。
・自動EQ補正による画質補正
特にあまりシールドのしっかりとされていないHDMIケーブルを使用した場合や、長いケーブルを使用した場合などに信号のロスによる画質の低下が見られる場合があります。Simplism HDMI Switcherでは自動的にEQ補正がかかるようになっており、悪い環境においても画質を保つようになっています。ただのHDMI切替機というわけではなく、このような細かいところにも配慮がされているわけです(前述のAD8197の機能の一部です)。
・最大10mまでのケーブル延長をサポート
ホームシアターシステムを構築していると、設置場所に困る場合も多々あります。AVラックとディスプレイが離れていたり、プロジェクターなどの設置場所までケーブルを伸ばさなければならなかったりします。基本的にHDMIケーブルは5mまでとされていますので、その範囲でレイアウトを考えるというのは実際には至難なことです(一部ケーブルでは10mをサポートしているものもあります)。
Simplism HDMI Switcherでは最大10mまでのケーブル延長をサポートするリピーター機能を内蔵しているため、前述のようなレイアウトを簡単に実現してくれます。
ただの安いHDMI切替機ではないと感じてきていただけたところで、つづきます(笑)。
…つづく。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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